岐阜・瑞浪 大湫宿
中山道47番目の宿場。東に十三峠、西に琵琶峠を控えている。美濃路にも木曽路と同様に古い街並みがしっかりと保存されている宿場が多い。中津川宿とこの大湫宿は特に雰囲気が感じられる。
和宮が泊まったという本陣は現存しないが、4軒の建物が国の有形文化財に指定されている。
現在、JRの路線から外れている事が、幸か不幸か開発から取り残された原因と考えられる。隣の細久手宿も同じような時の流れを刻んでいる。
舗装を施されているが道幅は当時のままなので、宿場の往時をしのばせている。ほとんどの建物は現役で活用されている。宿は現在も数軒営業している。宿中央の休憩所の前に7・8台の駐車場が確保されている。
この宿はおそらくは中山道を歩く方が訪れるのみで、寂れた感じは否めない。アクセスは一日二本程度の市内循環バスが走っているが、街道歩きのアイテムとしてはほとんど使えない。
この日同じコースを歩いた方たちが、タクシーを呼んで駅に向かっていた。