長野・岡谷【街道沿いの家並み】
宿場の雰囲気は中山道のコンテンツでお楽しみいただきたいのが私の希望である。が、この岡谷の街道に沿った街並みは明らかに宿場としての保存ではない。岡谷道追分付近から一里塚あたりにかけて富農もしくは下級武士の屋敷か何かを購っていたのか私の知識では判断できない家並みが続いている。
しかし、明らかに『守っていこう』『残していこう』という住民の方々の気概が伝わってくる屋並みである。
板塀・生垣・蔵などすべてにおいてきちんと手入れが行き届き、歩いていてものすごく馴染みやすい通りが出来上がっている。通り抜ける十数分は生垣の呼吸が感じられるようで、歩いて後『歩いて本当に良かった』と実感した日であった。写真では表現できていないのが悔しい家並みであったし、私が経験した歩きの中でも高位にランクできる家並みである。岡谷の皆さんの努力に敬意を表します。本当にご苦労様です・・・という言葉が自然に出てしまった。