埼玉-5. 秩父御岳山
普寛行者が開山 《埼玉県秩父市大滝》
平田影郎
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秩父市大滝(旧大滝村)の道の駅に車を置いて、5分ほど歩いて普寛上人生誕の地にある普寛神社に向かう。まず家族の健康を祈願して参拝。
この神社脇の道を登って行くと数分で【落合コース登山口】になる。このコースがこの山の登頂には最短コースだが、この日は登山道崩落の工事が行われていて使うことができなかった。林道を大きく迂回させられ強石コースを登る事になった。
コースとしては大部分が杉木立の中を九十九折れに登って行くコースで、展望もなくイマイチ面白みには欠ける。
一転最後の数百㍍は本格登山を思わせる痩せ尾根や岩も出てきて、そこそこ満足できるアプローチになる。
楽しみにしていた頂上からの眺望は両神山の方向はダイナミックで、その他の方向は雲が峰々の頭を覆い隠すガッカリな天候。
山頂の鐘を思いっきり打ち鳴らしてみた・・・気分爽快・・・秩父中に鳴り響いたのでは無いだろうか。
朝、早いために道の駅案内書は開いていなかったが、地図がほしくてあれこれ建物を探し回っていた。そこへ日帰り湯の従業員の方が出勤してきて、一生懸命に地図を探してくれた。使えるものは無かったが、こういう心遣いが嬉しい。
この日は登山道が分かりにくい状態だったのだから、行政には地図を用意するなどの心遣いがほしかった気がする。
もっともほとんど登山者がいない山だろうから、求める方も無理を感じているのだが・・・。
山頂直下の休憩所ベンチでおにぎりを食べ、下山はコースを変えて林道だけを利用して帰った。