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森林浴:鍋倉高原【新潟・飯山】

森林浴:鍋倉高原

芽吹きの春、ブナの森へ

メ モ
日 付 2008/05/24

平田影郎

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 数年前から鍋倉高原のブナ林は知っていました。飯山市観光課からパンフレットを取り寄せ、チャンスがあればと考え始めてからもう3年も過ぎています。骨折以来鍛錬を怠り厳しい山に挑む自信も気力も持てないのに、それでも何処かに出かけたい。そんな時に元鉄人さんが『出かけましょう!』と誘ってくれたのです。

 迷惑をかけることは紛れも無い事実ですが、甘えることにしました。森林浴ですと妻も『行く』と言いますので妻の体力などを考えて、何箇所かの候補の中から元鉄人さんが選んでくれたのが鍋倉高原です。メンバーは【腹黒先生】【圧姫こと森の紙様】【メタボ気味の鉄人】と私たち夫婦です。

 鍋倉高原は長野県飯山市と新潟県妙高市・上越市に跨るブナ林で有名です。散策路が沢山整備されていてバリエーションが豊富です。今回は茶屋池コースと森の家コースを行くことにしました。

 埼玉からだと上信越道の豊田飯山ICか関越道の塩沢石打ICのどちらからでも所要時間は同じぐらいです。事前の情報では『通行止めで茶屋池の手前8キロぐらいまでしか車は入れない』ということでしたが、皆さん自由に通っていて通行止めはありませんでした。関田峠方向を目指すのですが車が高度を上げていくと、車窓からはアカヤシオ(?)やタムシバが飛び込んできました。まだまだ真っ盛りです。

 支度を整える間にもうヒメブヨの大群が襲ってきました。今日の先行きが案じられますが、ここまで来て歩かない訳にはいきません。コースにはまだまだ雪も残っているのですが、ヒメブヨにはあまり関係ないようで餌の到来に大喜びのようです。森の中での食事は諦めました。

 確りした森で200年以上の木々が沢山ありました。ヒンヤリとした空気が森を包んでいます。厳しい冬を耐えたのでしょうか、凍って割れた樹皮も相当数ありました。コースアウトしながらも茶屋池コースは、あっという間に終了してしまいました。

アカヤシオ(?)
茶屋池にもまだ雪が
200年以上の木々
確り整備されたコース

 車で森の家に移動しました。そしてテーブルを借りて食事です。妻は【オカラのドーナツ】を、圧姫は【レーズン入りのパウンドケーキ?】を用意していました。その他コンビニで調達したもろもろの弁当です。それにコーヒーは欠かせません。糖が心配と言いながらもみんな確り戴きました。

雪で道が分からずにコースアウト
雪の斜面は慎重に
森の家のテーブルを借りて食事

 食事の後はコースを散策です。様々な花が咲き誇り退屈しないコースでした。森林インストラクターの解説尽きですから、本当に贅沢な散策です。そうこうしているうちに【シオデ】が目に留まりました。あまり群生することの無い種ですが、1メートル間隔ぐらいでコース脇に生えています。こうなると私は駄目なんです。子供と一緒でブレーキが利きません。妻まで夢中になって取っています。インストラクターの解説はそっちのけでした。大変失礼いたしました。改めてお詫びいたします。

 結局二人でコンビニの小さい袋一杯ほどの収穫でした。おひたし1回分の量に十分でした。

ユキツバキ
ウワミズザクラ
オクチョウジザクラ
山のアスパラ・・・シオデ

 帰りはいつもどおり道の駅などで野菜やキノコを手に入れて・・・十日町の鷹の湯に浸かり・・・既に7時に近かったのでそのまま魚沼ラインを横断して塩沢に抜けました。私はこのコースが初めてでした。やや細い道ですが普通車ならすれ違いも十分可能ですから、一旦十日町市街に戻るより随分得をしたと思います。それでも塩沢で食事をしてから、帰宅出来たのは21時を廻っていました。骨折以来久しぶりに森の空気を腹いっぱい吸い込んできました。

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