群馬-2. 浅間隠山
目前に迫る大浅間
平田影郎
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有志の飲み会が小鹿野町の民宿で開催された。その日を利用して両神に登ろうと先生から誘われていたが、前日の雨と朝の冷え込みで岩場は凍っているだろうと判断し、手ごろな浅間隠に急遽変更した。浅間の眺めが雄大で私が好きな山の一つである。是非先生に一度見せておきたかった。
二度上峠では鼻曲山にも食指が動いたが予定通り浅間隠に取り付いた。沢状にえぐられた登山道を登る。一登りして樹林帯が切れると、もう手の届きそうな位置にピークを望むことができる。本当にお手軽な山だ。この後飛び込んでくる浅間を見るまでは、誰しもがつまらない・・・物足りない・・・山と考えてしまうのも致し方ない。
再び樹林帯のきつい登りをクリアすると山頂に着く。低山の割には人気が高くこの日も多くの登山者が山頂を埋め尽くしていた。お目当ての浅間の眺望も期待通りで、時折舞い上がる白いものもハッキリと確認できた。この眺望が二百名山の所以である。
風が強く樹林帯を少し下って先生のためにコーヒーを点てた。登ってこられた方が『大分下からいい香りがしていましたよ』と言ってくれた。
中里(現神流町)から小鹿野に向かう途中、志賀坂峠を越えたあたりで両神山を見ることができる。
小鹿野温泉 ○山○は民宿とはいえ100人ほどの宿泊能力を有し、少ない湯量ではコメントすら厳しい。宴会後に入浴するときはお湯が臭っていた。