群馬-10. 白毛門
平田影郎
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何度か狙っていた白毛門。しかし白毛門だけを単独で狙うには勿体なくて、折角ならこの山の良さをより理解できる馬蹄形の縦走でやりたい。それに挑む時間的余裕と脚力が比例しているか・・・なかなかそんな自信が持てる機会がなくて、ここまで先延ばしにしてきた。
昨年の6月の平日に来てみると、この駐車場に一台の車もない。流石にこの時季では早いのか?・・・心細くなって白毛門を止めて平標に転進したのだった。
馬蹄形にこだわるといつまでも白毛門の山頂を踏むことはできない。なかなか一泊を使って挑む時間が取れないし、一泊を使えるならアルプスでも・・・と迷う。
花の百名山の蓬峠にも一度は行かないと。そんなことを考えるとどうしても馬蹄形は必須なのだが、家庭の事情、そして優先するべき他の山・・・等々。
そこで・・・見切り発車的に挑んだのが今回の山行だ。せっかくなら朝日岳まで行きたい・・・最低でも笠が岳までは行っておこう。
ところが結果としてはあまりの厳しさに、白毛門のピストンで終わってしまった。
白毛門という名前には由来がある。山頂直下にあり門のように建っている二つの岩、ジジ岩とババ岩。この岩はまるで顔のようである。この岩には樹木が生えいて、頭に髪の毛が生えたようだという。
冬になってこれに雪が積もると、あたかも頭の髪の毛が白くなったようだ・・・というのが由来らしい。
このコースは駐車場から僅かに進んで、下の写真の橋を渡ると直ぐに急登の連続となる。ほぼ3時間登りが続く。息をつく暇がない程である。きついコースではあるが花の時季にどうしてもこの先・・・朝日岳、蓬峠から武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳と歩いてみたい。
達成感は相当に私を満足させるに違いない。