榛名山-2. 榛名富士 - 烏帽子山 - 鬢櫛山
大きな犬か?
平田影郎
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早朝ゆうすげ元湯脇の駐車スペースから榛名富士に取り付く。途中から残雪が夏道を隠しどこが登山道か判別できず、とにかく上に向かってがむしゃらに進む。残雪が消えると所々トレースが現れ、何とかそれをたどって歩くことができた。僅か30分の登りで山頂に飛び出した。神社に移動し写真に収めた。
山頂で同定を楽しむ。ロープウェイの下にコースを取り湖畔に到着。一モッコ山を廻って元湯に戻った。
この周遊が僅か二時間である。一モッコ山という名前の由来は・・・昔赤城山と榛名山が高さを競って喧嘩した。負けた榛名は悔しくてモッコに入れた土を頂上に盛ろうとしたが湖畔に落としてしまった。それが今のモッコ山の場所らしい。
少し休んだ後、烏帽子と鬢櫛の分岐を目指して登り始めた。何となく目に入った足跡。やけに大きい犬の足跡が私の前に続いている。
「誰か熊対策に犬を連れてきたのかな?」「んっ! 熊っ?」「熊の足跡だーっ!」気づくのが遅いよ。
鞍部の分岐から烏帽子を目指すときつねが迎えてくれる。ここに祭られているのはお稲荷さんらしい。
山頂手前の小さなお社にも信者が奉納した小さな狐の焼き物が沢山あった。思ったよりは広く笹に覆われたピークの一番奥に山頂標が立っていた。眺望はほとんど得られなかったがヤセ尾根峠方面が僅に望めた。
鞍部に戻り鬢櫛を目指す。この登りも僅か20分できついものではない。こちらも眺望のないピークである。先生に電話を入れると毎度のことだが呆れられてしまった。確かに今日の3座はそれ程負担では無かったが、一日に21座も登れるとも思えない。
温泉は伊香保の大露天風呂。どうしても一遍入ってみたかったが・・・ガッカリ。大露天とは名ばかりで、しかも観光客が大挙して押しかけて風情など全くない。