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77-3. 甲斐駒ケ岳

再びガスに巻かれて・・・甲斐駒ケ岳

メ モ
登頂日 2017/09/08(金)
天 候 晴れ(ガス)
百名山登頂順 再登頂
標 高 2,967㍍
登山口 北沢峠
同行者 単独
温 泉 無し

タイム
場所・地点 往路 (着) 往路 (発) 復路 (着) 復路 (発)
長衛荘(旧駒仙小屋) 8:40 9:10 16:20
仙水小屋 9:30 9:35
仙水峠 9:55 9:55
駒津峰 11:15 11:30 14:00 14:10
甲斐駒山頂 12:40 13:20
双児山 14:30 14:35
北沢峠 16:00 16:05
所要時間 7:10

平田影郎

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2003年9月に一度登頂しているが、その日は台風がコースを変更して関東を襲った日でもあり、大荒れの山頂だった。

更にはまだ山をあまり理解していなかった時代に、黒戸尾根から挑んだことがあったがあまりの厳しさに途中でダウン。

こんなことから・・・何とか晴天の甲斐駒山頂を踏みたい・・・は常に私の中にある願望。2016年も挑んだが、

この時も大荒れの天候で、アサヨ峰に変更して挑むもそれすらも達成できず、栗沢山で断念して折り返した。

そんな因縁があって何としてもやっておかなければならない山の1つ。しかし結果として今回も天候は満足いかない登頂になった。

4回も挑んで満足な山頂を踏んでいない山でもある。計画表からなかなかその名前を削除することができない。

昨年断念したアサヨ峰と二日連続で登頂する計画で出発。前日のうちに芦安に入ったが、家を出たのが夕方6時で少し遅かった。順調に走ったが到着すると既に10時を回っていた。芦安まで・・・遠い。

トイレの近くに停めるため一段下の駐車場に停めたが、実際には相乗りタクシーの発着所に本設のトイレが新たに出来ていた。これまでのトイレは仮説のトイレで、イマイチ落ち着いて出来ない。

翌朝、タクシー乗り場に行って初めて知ったが、これからはこっちのトイレの近くに停めよう。

平日ではあるが久しぶりの好天で、登山者が押し掛けるだろうと思って3時50分ごろにザックをタクシー乗り場に持ち込んだ。既に3人のザックがあって4番目。まあ一台目なので順調な滑り出し。

ただし今日は平日ダイヤで広河原から北沢峠へのバスは8時までない。広河原で1時間半も待つ事になった。

ただこの時間は無駄ではなく、両俣小屋などに向かう釣り人や登山者から沢山の情報がもらえた。

次回の山行に大いに役立つ筈だ。バス停にザックを置いて食事をしたり、チケット販売所に並んだりあっという間に1時間半が過ぎていた。

芦安Pの新しいトイレ
秋空に聳える北岳

両俣に向かう釣り師は【野呂川出会い】バス停で降りて行った。別れ際に挨拶をして・・・一期一会寂しくもある。

僅か25分ほどでバスは北沢峠に到着。1時間半も待っているなら歩いても良かった・・・と思うが、1時間半では広河原から北沢峠まで歩くことはできない。ただ野呂川出会いまでは歩いている人が結構いた。

北沢峠の小屋はどの小屋も完全予約制。予約していない私は宿を確保する必要がある。山よりもまず宿を確保しないと・・・とりあえず長衛小屋に寄ってみた。昨年アサヨ峰を断念した時も、悩んだのだが一度泊まってみたかった。本当は仙水小屋の方がもっと興味があったから、こっちに断られたら仙水小屋にも行くつもりでいた。

北沢峠の小屋は前回に現在のこもれび荘に泊まったので、今回は仙水か長衛荘で十二分に満足の目標達成。

何か言われることは覚悟していたが・・・予想通り予約していないことにお小言を頂戴する。そしてペナルティの側面が強いと思うが『食事はカレーしか出せない』と言われ、それも織り込み済みで納得。

実際には夕食の時におかずを確り付けてくれて、親切な対応で感謝。何もしないで簡単に飛び込みを受けていたら、間違った情報が拡散されるに違いないからこの対応は当然だと思う。『予約しなくても大丈夫だよ!』って。

山小屋の性格上・・・夜遅くになって飛び込んできた予約なしの登山者を追い出せるのか?  当然無理だろう。

こんなことを繰り返していたら際限なくなってしまう。主旨を理解したうで、予約してから行きましょう。

長衛小屋は・・・二転三転して旧駒仙小屋から改名

親切ではあったが・・・予約していない私に非があるのだが・・・テントの受付などをする客の後回しにされて、なかなか対応してもらえず、時間ばかりが過ぎて行って・・・イライラっと。

そして先ほどの記述の通りだったのだが、出発できたのは9時を大きく回っていた。

やはり・・・年寄・・・という印象を与えたようで、あれこれ細かな注意を。

下りも登りと同じだけ時間がかかると思え・・・とか、必ず5時までに戻れ。たとえ途中でも引き返すように・・・等々。

注意事項は理解したが、それほど遅くならないだろうと内心思っていたが、それが顔の表情に出たようだ。さらに確りご指導いただいた。

仙水峠へのガレ場 
仙水峠では雨が

仙水峠までに既に小粒の雨が落ちていた。雨具を着たが、駒津峰までにはあがっていた。前回、道を見失った仙水峠のゴーロ帯も、明るい時には踏み跡が確りついていて安心だ。

大きな段差が続く登りで、前回も顎を出した記憶がある。仙水峠から1時間半弱で駒津峰に到着。

駒津峰は甲斐駒の六合目
六万石という岩場が八合目

駒津峰山頂で雨具を脱ぎ、食事を摂る。ここで広島からの熟年カップルと知り合う。このコースが初めてというので下山コースなどを話してあげた。このカップル・・・ちょっと怪しかったけど・・・やはり夫婦ではなかった。

でも夜、小屋で寝る際、遠く離れて寝ていたから、どうも深い関係ではなさそうだ。他人事ながら、少し安心。

夕食後、ストーブが赤々と燃える談話室で、輪になって山談義。すっぱりと竹を割ったような性格で、話していて楽しい彼女だった。男性はとうとう会話の中に入らず、一人2階で横になっていた。

翌日は仙丈ヶ岳に登ると、出発していった。馬の背に泊まる予定らしい。一期一会。

花崗岩が折り重なる岩峰
振り返ると尾根の鞍部に六万石の大岩

駒津峰からは勿体ないほど下るから、下山も同じ時間がかかるという小屋のスタッフのアドバイスもうなづける。

しかも転落したらヤバいだろうと思えるか所も2か所ほど。実際には鎖があるので確り確認しながら進めば問題は無い。

前回は強風と雨の中を、匍匐前進のように進んだ。大岩を山頂と思うと、更にその先に大岩が現れて・・・何度偽ピークに騙されたことか。今回はコースが見通せるので、焦らず一つ一つクリアして進む。

唯一滑落しそうなへつり 
長衛荘で一緒だった広島の彼女

花崗岩が作り出すロケーションは、鳳凰の薬師岳のようであり、燕岳のようでもあり。

奇岩は芸術品の様相を呈する。

九合目に特別な(?)花があって、名前が付けられていた。トウヤクリンドウに似た花で、名前は忘れてしまった。

奇岩が続く
九合目付近
トウヤクリンドウのようだが、固有種のような名が付く

九合目から不安が的中してガスが巻き始める。前回ほどの天候だと道迷いの心配もあるが、ガスの中でもある程度の距離から視認できる赤いポイントが設置されている。今回のガスでは全く問題は無かった。

ガスが巻いた時は道迷いに注意
山頂では一瞬青空が

山頂で知り合った方が、親切に何度も写真を撮ってくれて、何度目かで青空を写し込んでの写真となった。

この方は黒戸尾根を来て、今夜はテントで小屋どまりと言っていた。ここでも山談義。いろんな山に登っている方だったが、私の方が少し実績は上。いろんなことを聞かれて、情報を余計なほど話してあげる。

残念だが話している間の40分ほどの間、下界を望めたのはほんの数秒間。

だからガスの無い山頂写真は奇跡ともいえる。前回は雨でカメラを出す事もできず、山頂の証拠写真は無い。

今回はこの方が・・・ガスが晴れたから早く早く・・・と何度も撮ってくれた。一期一会。

僅かながら下界を望む
親切な方と、前回、風を避けて食事した社

下の写真はこの日の天候を良く表している。場所は左側が切れ落ちた崖だが、そこを通過する若者を写そうと2度シャッターを押した。ほんの一瞬の差なのに一枚は若者の背中を捕えているのに、2枚目は若者がガスに隠れてしまった。

こんな風にガスが巻いては流れる日だったが、雨で無かっただけ良しとしよう。最後の甲斐駒かも知れない。

岩場で先行者の背中を写す
一瞬で先行者が消えてしまう程のガスが巻く

登りに3時間半も要してしまった。小屋のスタッフから5時までに戻るように念を押されていたので、3時間半を計算して1時半前に山頂を出発。

急ぎはするがあわてずに確り一歩一歩慎重に。でも最近はなぜか簡単に転んでしまう。ましてやこの厳しい甲斐駒、

かなり足に効いていて2度転倒して、さらに一度は転倒しなかったが止まれずに斜面を駆け下ってしまった。

いずれも断崖絶壁だったら命の心配があった。

確り準備してから厳しい山に挑むようにしないと、長く楽しむことはできない。もっと鍛錬してから挑むべきだったけど、幸いにも事故がなくて済んだ。

小屋のスタップが言う5時前には楽勝に到着。小屋に着いた時ちょうどスタップがいて『もう行って来たの?  相当健脚だね!』って。

帰路は双児山コースを
駒津峰から下る時は、再び仙丈ヶ岳を雲が覆う

500円なのになかなかお湯が出ないシャワーに入って、さっぱりしてのビールがうまい。

しかし前夜あまりよく眠れず、しかも厳しい甲斐駒往復でビールが効くーっ。あっという間にほろ酔い気分。

食事の順番が2回目だったので、結局もう一本ビール。先にも言ったけど・・・カレーだけのはずが確りおかずも付けてくれて、親切な対応には感謝。美味しい食事でビールが進むわけだ。

翌朝はパンのセットを頼んでいたが、キャンセルが出ておにぎりに変更してもらえた。この弁当も美味しい。

長衛小屋はお勧めです。

食事の後は・・・談話室では赤々とストーブが燃えて、一緒だった皆さんとの山談義。

あまり天候に恵まれたとは言えないけど・・・厳しいものの楽しい山行で・・・雌伏15年、リベンジ達成・・・としよう。

翌日のアサヨ峰は、登山靴のつま先に口が開いて・・・スタップが靴を貸してくれると言ってくれたが・・・何度も

転倒する状態で挑む事にも不安があって、しっかり準備して鍛え直しての挑戦と一旦延期とした。

長衛小屋の休憩室のストーブ。心まで温まる
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