熱中症の・・・日光白根山
平田影郎
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前回の登山ではロープウェイを利用していたので、結果としては何か物足りない感覚が残っていた。
後悔の念もあったが、別ルートからも登ってみたい。そこで今回は菅沼からのルートで再び挑戦。
今年初めての山行で比較的軽めの山で足慣らし・・・がこの山を選んだ理由だった。
駐車場に着いたのは10時を回っていたが、それでも数台分のスペースは空いていた。
暗い樹林帯の登山道を弥陀ガ池まで1時間30分ほど上るが、時折開けた場所では燧ヶ岳などの眺望が素晴らしい。
弥陀ガ池は澄んだ水を湛えて、花の時期の到来を待っている。ここから山頂まではまだまだ冬が終わったばかりの様相だ。
池のほとりには僅かだが雪渓の残る場所もあった。
コバイケイソウの葉の緑が地面を覆い始めていたが、花までには1ヶ月ほどの時間が必要な気がする。
僅かにコイワカガミとショウジョウバカマが彩りを添えていた。雪解け時季の花である。
花には物足りない山行だったがロケーションは圧巻・・・燧ヶ岳を初めとする会津駒・平ガ岳・至仏山・武尊山などの白い頂が、陽に映えて輝いていた。
地図を開いて同定すると谷川岳までが望めたし、この時は雲間にあった越後駒が下山時には確り顔を出していた。
暑い日で・・・水分補給をミスしてしまったのと、今年初めての山行のダメージは容赦がないモノで車に戻った時はそのまま倒れ込みたい程の頭痛に襲われた。
熱射病の軽い症状と思うが・・・まだまだ若いつもりでいると取り返しがつかない事になりそうだ。
山頂では珍しく30分ほど飽きることなく周りの峰々を眺めていた。気持ちの良い山行で満足・・・だったが、熱中症には要注意を再認識。
年を取ると感覚が鈍くなり、特に喉の渇き等を感じなくなって・・・熱中症になる人が多いそうだ。