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旅あれこれ 海外16【ソウル 南大門市場と東大門市場】

ソウル 南大門市場と東大門市場

南大門市場と東大門市場【韓国・ソウル】
2016.9.13(火)

南大門(ナンデムン)市場

明洞の隣、地下鉄4号線会賢駅四方の200㍍~500㍍に、1万店ともいわれるお店が展開している。

小さなお店が軒を連ねる、本来の市場のイメージ通りの市場と言える。

早朝から営業を開始し、早いお店は19時に終了する。市場としての休業日は特になく、月曜に休む店が多い。

明洞からも歩いて10分~15分の距離で、東側には新世界(シンセゲ)百貨店がある。

名前の由来、南大門は数年前に放火により焼失、2013年に再建されたもので記憶に新しい。

雑多な感じのする南大門市場だが、良く見ると似た業種が集まっているケースが多い。

そして奥まった店ほど価格が安いと感じた。1例は靴下、入り口の店では10足で10.000ウオン(1.000円)だったが、奥まった店では14足で10.000ウオンにまでなっていた。

入り口付近で直ぐに飛びつかないのが買い物のコツ。1周して更に2周目に購入するぐらいが良い。

ちなみに出発前に日本の100円ショップで購入した靴下と比較して、圧倒的に韓国製が履きやすい。日本の100円ショップの品は多分、ろくでもない国で作ったものだと想像する。

その考えは韓国の方も同じようで、『向こうの店では14足で10.000ウオンだった』と言うと、『向こうのは中国製だから安くできる。これは韓国製だ』と誇らしげに言う。

真偽のほどは分からないが、彼の国はダメなモノしか作らないという感覚は一緒のようだ。

歩いていると客引き並みに声がかかるが、ほとんど日本語で誘われる。どうして日本人と判るか、不思議だ。

数年前、この市場を舞台に暴力団が場所代を集めていて、払わない商店には暴力を振るっていて摘発された事件があった。未だにそんなことが行われているのかと、ドラマの世界のような話で驚く。

人相・風体を見ると・・・奥まった場所に行くのはやはり不安になる。市場内のメイン通りしか歩けなかった。

通りによってはちょうど真ん中に屋台が出ている。小物を扱うお店や食べ物、飲み物屋さんが多い。

通路に立つオジサン、日本語で呼び込み

東大門(トンデムン)市場

一方東大門市場はと言うとDOOTA(ドータ)やヒュンダイ、ミリオレなどのファッションビルで構成され、衣料品がメイン。ヒュンダイなどは全く日本でいうデパートの感がある。

ミリオレはフロアーの中で小さなスペースに区切られ、そこの権利を出店者が買い取って出店する形式らしい。

俗に二坪店舗と言われるらしい。もちろんそれより大きなスペースのお店もあるし、一坪のお店もある。

権利金が一段安くなるのだろうか、通路に出店しているお店もある。弟にベルトを買ったお店は通路だった。

ファッションビルが中心の東大門だが、その区域を取り囲むようにクァンジァン市場など4つほどの市場がある。

景福宮(キョンボックン)前の光化(クアンゲ)広場に端を発した清渓川(チョンゲチョン)は、ここまで流れ下って、東大門市場とクァンジァン市場を隔てている。

これらの区域を総称して東大門市場ととらえて紹介している本もある。

東大門は衣料品で他の市場は海産物など衣料品以外の商品を扱っている店が多い。

店は夕方にオープンすると言われいて、訪れた時間は3時ごろだったが開いていたのは大型ファッションビルだけで、他の市場はテントの入り口はふさがれていた。

秋夕(チュソク・・・日本のお盆)で閉まっていたのか、やはり日中は開いていないのかははっきりしない。

東大門から続く長城も歩いてみたかったが、椎間板ヘルニアから解放されたばかりの妻とでは・・・次回に。

東大門
ミニ万里の長城のような構造物

お昼ご飯を食べていなかったので、ヒュンダイのレストランフロアーに行った。ところが見た感じ高級そうで幾ら取られるか判断に苦慮する。何より食べたいものがなかったので、他のお店にしようと外に出る。

そしたらミリオレ前の交差点の角に、何となく親しみやすい食べ物が並ぶ屋台を発見。

左からウインナ・キンパ・トッボギと鳥から揚げのピリ辛炒め。これがこの日のお昼ご飯。多分これで15.000ウオン、日本円で1.500円ぐらいだった。屋台と言えど意外に高い。

特徴はお皿をビニール袋でくるんでいて、お客が変わっても洗うことなく袋を取り替えるだけ。

汚い汲み置きの水で洗った食器より、取り替えたビニール袋の方がこちらも安心できる。前回の釜山の屋台はバケツに汲み置きした水で食器を洗っていたので、急きょ食べずに屋台を後にした経験がある。

妻としては珍しくこの手の店でも食べ物が喉を通った。

驚いたのはここの40歳ぐらいのお姉さん。私たちをチャイナと思ったらしく中国語で話しかけてきた。

『アニヨ、チョヌン、イルポン』・・・と言ったら、日本語でペラペラ。そして若い中国人の女性に北京語で。

そして日本の横須賀から休日で来たという黒人の青年には英語で・・・この青年、私には日本語で話しかけて来て・・・達者。お姉さんのお陰で、国際色豊かな屋台を堪能した一コマ。

お姉さんのお母さんと思しき女性は終始無言で、韓国人専用かも。

この日の昼ごはんは韓国初屋台・・・と言うよりは仮設店舗的
ひょっとしてお姉さんのお母さん?  と屋台の全景
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