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旅あれこれ 海外21【九分 紅い提灯が灯る街】

九分 紅い提灯が灯る街

紅い提灯が灯る街  九分【台湾・新北】

夜に赤い提灯が通りや建物を飾る人気のスポット。

今回の旅は台北周辺だけなので、遠い所九分から終わらせることにした。

語学堪能な院長先生がいなくなったら心細くなるので、院長がいる間に難しい所へという趣旨。

午前中は台北の地下街をブラブラ。

でも・・・韓国もそうだったが、日本のように几帳面にお店のシャッターは開かない。

お昼からが一般的のようだ。

僅かに開いている店もあって娘がナップザックを買ったら、店員のおばちゃんがカード決済の入力を間違えて大騒ぎ。

結局、別の店員さんが、マイナス修正してから適正に打ち込んで・・・結果、ザック一個が1時間ほどかかった。

国土の狭い台湾は高層住宅が多い
寺院かホテルか。車窓から

急いで九份に移動。事前の調べで台湾の公共交通機関の整備が進んでいて、タクシーを利用したりするより電車が便利。九分最寄り駅のルイファンまでは数十分で到着した。

これをタクシー利用で行くと、山道の急カーブをすごいスピードで駆け抜けるそうで・・・身の安全を考えると電車で十分。

ルイファン駅構内
ルイファン駅舎

ルイファン駅は要衝の駅で、乗り換える人も多く、もちろん九分が目的の方はここで降りる。

駅舎は瀟洒な建物で、なんとなく日本が統治していた時代を感じさせてくれる。

駅舎から出ると目の前にタクシーが数十台待機していて、次から次と客を乗せて九分に向かっていく。

このタクシー乗り場には仕切り屋がいて、客を各タクシーに割り振って誘導するが、どのタクシーに乗っても値段は一緒。ぼったくりが絶対ないシステムなのだ。

ルイファンから九分は30分ほどかかるが、料金はわずかに2.000円ちょっと。4人で乗るので一人500円ほど。日本ではありえない値段だ。

安心だが・・・ところが帰路で乗ったタクシーが、このまま台北まで乗って5.000円と声をかけてきた。

山道をタクシーで走るのが嫌で電車にしたこともあって・・・もちろん断った。でも乱暴な運転をしたりせずに親切にルイファンまで乗せてくれた。

韓国のタクシーは運転が乱暴・対応は高飛車・ぼったくりたまにあり・・・だから、まったく違うと実感する。

駅前のタクシー乗り場
九分到着

買い物がてら階段街をブラブラしていると、雨が降ってきたので雨具を着ての散策。

台湾は雨が多いとガイドブックで理解していたが・・・まさかの祟りでした。

セブンの脇から入る通りがメイン通り

九分は山の斜面に展開する街並みで、階段が延々と続く。細い道で人と人とがやっと交差できる程度の道幅だ。

それでも階段を上る前の平坦部は、車が一台通ることができる。たまに商店街の方が荷物を搬送するため車が通る。

商店街はありとあらゆるお店があって、実に楽しい。

子供だましのような小物雑貨や、本格的にお土産にしたいような品ぞろえのお店が並び、そして屋台代わりのようなファーストフードのお店が続く。

お茶屋さん・乾物屋・せんべい屋・履物屋・・・小物雑貨は特に楽しめる。韓国でいえばソウルの仁寺洞

(インサドン)の感じ。違うのは・・・どのお店も親切で友好的。どんなことを聞いても嫌な顔をしない。

たまに日本通の方がいて「日本の統治下時代の話」がでる。ほとんど良い時代だったという話しか聞けない。

ただ最近設置されたらしいが、階段外の途中に「徴用工」の像があって、少し驚く。

誰が設置したにしろ、歴史を本当に理解していない人たちが設置したのだろう。

アーケードが続く
お土産雑貨店

ほとんどの方が商売とは言え、親日的である。こんなピースの写真をたくさん撮ることができた。

このおじさんのところではオートバイのミニチュアを買った。

こんなお店が続く
人懐っこい商店主

屋台ではないが軒先で食べ物をあがなう店も多くて、いろんなものを食べたが衛生的には何も問題がなかった。

九分ではタピオカミルクティ・エリンギの焼き物・腸詰のようなもの・チキンにコショウをかけたようなもの・・・等々。

いずれもおいしかったし、日本では食べられないもので・・・これも楽しめた。

下駄の文化がある台湾
エリンギ焼きはイマイチ
腸詰のような
鶏肉のファーストフード

階段街を最上段まで行くと、こんな絢爛豪華な寺院があった。宗派は分からないが、たぶん道教。

ここから見える海の景色も素晴らしいはずだが・・・残念ながら、この日は雨模様。

そして2時間ほど時間を潰して・・・それでもまだ4時。

6時にならないと暗くならず・・・明るくては提灯が綺麗には灯らない。

有名な「千と千尋の神隠し」に登場した店は長蛇の列。狭い道を1列塞いでしまっている。この長蛇の列は何時間待つのだろうか。

おそらくはほとんど人が提灯に赤い火が入るまで居座り続けるに違いない。

当てもなく待ち続けることは、私には絶対無理。長蛇の列が示す通りで、このお店の提灯が凄い。

それを向かいのお店から写真に写すのが、絵葉書のような定番写真で九分たる所以。

4時頃に通過した時は・・・人の出はこんな感じでした。

狭い場所に建物が集中
千と千尋ののモデルになったお店は長蛇の列

夜の提灯を見たいのですから、昼は適当に時間を潰して・・・とりあえずお茶。

九份茶房と言う店で、本格的なお茶のお店。茶葉の臭いをかがせてくれて・・・これが良い香り。

いれ方も教えてくれて、目の前でいれてくれるおばちゃん。

美味しいお茶でした。台湾のお茶文化は凄い。旅行中に何回か素晴らしいお茶文化を体験することになる。

最初から茶壺に一杯茶葉が入ってますから、何回も何回もお茶の葉を替えて飲むことができた。

台湾の茶房はこんな感じ。さらに飲み残した茶葉は袋に詰めて、お土産として持たせてくる。

家に戻ってからも持ち帰ったものを飲んだが、あらためて本当においしいお茶だった。

お茶屋さんで休憩
入れ方を教えてくれ、台湾のお茶は美味しい

お茶屋さんからのロケーションを、ほぼ同じ場所からの夜景とを並べてみた。

タ明るいうちの海はこんな感じ
夜になると
夜になると赤い提灯に火が灯る
展望台から

6時まで待つ覚悟で今度は食事。あんまり美味しい店ではないけど、時間つぶしだからと割り切ることにした。

結果論だが・・・このままこの店に居座って夜景を見た方がよかったかもしれず・・・。

外は最悪の状況で・・・まあ食事自体もも失敗でしたけど・・・。

味もそうでしたが、注文しすぎて食べ残しがたくさん出てしまった。

火が灯るまでの間、食事。食べきれない量
2000元(2万数千円)、一人3.000円

そろそろ暗くなる時間と思って行動開始は6時。考えが甘かったで、本当に恐ろしい体験をした。

そろそろ火が入るお店も
急に人が増えだす。ツアー客が押し寄せる時間

そろそろ暗くなるから良い場所を確保・・・と思って通りに出ると、何と数時間前と違って凄い人の波。それでもまだ人の波は少しずつ動いていたのだが。

そして最初の交差点にかかったとき・・・四方向からの人が詰まって。

押しくらまんじゅう状態で、進むも戻るもできなくなってしまった。

後でわかったのだが・・・一番下から登ってくるツアー客に狭い階段の道はふさがれていて。

降りて行く人が降りられず・・・上からは降りる人たちと下からは登る人たちが押し合いへし合い状態になってしまった。

そして例の有名店に並ぶ人たちが道をふさぎ・・・通りは騒然としたパニックに。

10分程交差点の真ん中に、動くことができずにいました。子供連れの方などは、子供を抱き上げる事も出来ない。

私も怪我をしている足で、懸命に踏ん張って妻をガードして。

更に5分ぐらい要してからやっと交差点を抜け出せて、ほっと一息つくも・・・ものすごく恐怖に包まれた時間。しかしその後も、お店の壁に押し付けられる状態。

一時は本当に・・・このままでは圧死だ・・・と思ったほど。

しかしみんな落ち着いていて、慌てて押したりする人がおらず・・・。

整然と行動してくれたのが助かった要因と思っている。

何処かの最近大国になった国の人でもいて、悪意で押したりしたら階段で将棋倒し。

相当の死亡者が出たと思う。

暗くなると圧死を覚悟の人の数

20分もすると一歩・・・数分後にまた一歩と動き始め・・・必死の脱出行。

とても写真の余裕などなく、ゆっくり一歩ずつ進む際に人の波を写すのが精いっぱい。

昼の写真と比較してみてほしい。夜の人出は別物だった。

甘かったですね。これほどの観光客が押しかけるとは・・・。

ツアーは夜の時間帯をめがけて客を連れてくるので、夜の混雑は想像を絶する。

階段で押し倒されたら…将棋倒しで・・・危機感が募る

この写真でわかるが、一番下の通りで登りの人が下る人の道を塞いる。

下りが・・・やっと1列でくだっているのがわかる。

九份に行かれる方、くれぐれも昼を見て夜を舐めないで。全く別物なのだから!

だから一番大変なシーンの写真はない。とてもカメラを取り出す余裕などなくて、少しほっとしてからの写真だけなので、緊迫した状態は伝わらない。

上の十字路とこの場所は死者が出てもおかしくないほどの人の波

帰りは通りに停まっていたタクシーを見つけ、すぐに飛び乗った。

夕方は九分に向かってくる車が大渋滞していたが、それが頭にあったので空いている間に・・・と九分を後にした。

くれぐれも九分は、昼の人出はそれほどではなく、夜になったら恐ろしいことになると記憶しておかないと大変なことになる。

ツアー客はすべて夜にやってくるので・・・そして時間は1時間ほどでバスに戻るような行程なのだから、みんな焦って上ってくる。

押し合いへし合い・・・で、お店によってお土産なんて夜には無理で、昼のうちにゆっくり散策することをお勧めする。

パンフレットのような写真は千と千尋のモデルになったお店の隣からの写真
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