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旅あれこれ 東北20【銀山温泉の街並み】

銀山温泉の街並み

2009/12/13

 東北地方の片田舎に大切な用事がありました。最近は東北までを車で往復すると、とてつもなく疲れ昔のように用事だけを済ます日帰りは無理になりました。今回も安い宿を見つけて一泊する事にしました。入畑温泉【瀬目の湯】は私自身は釣りで訪れた際にも宿泊していますので二度目ですが、妻は初めてですから合格点がもらえるのでしょうか?

 平日は二食付きで5,000円ですし、まがりなりにも温泉ですから・・・十分と思っていたのですが、今回はなぜかお湯がもの凄く汚れていました。リーズナブルな宿で残念ですが、もうここに泊まる事はありませんね。

 翌日、寒い日だったのですが何処かを観光して帰ることになりました。私達の旅は何時も思いつきで始まってしまいます。とりあえず錦秋湖SAでコーヒーを飲みながら相談しました。そして出した結論は秋田道で横手まで行き、そこから湯沢~真室川~新庄~尾花沢で銀山温泉を目指しました。

 どうしてもあの温泉街の木造三階建てを見たかったのです。泉質にはそれほど興味はありませんが、時間があったら入ってみようと考えていました。

 銀山温泉といえばドラマ【おしん】の舞台であり、また古い温泉宿を守って奮闘する【青い目の女将】でかつて一躍注目を集めました。当時は行って見たい・・・と思っても想像もできないほど遠隔の地でしたが、今ではあらゆるメディアで紹介されますので、気安く簡単に訪れることが出来るほど親しまれています。メディアノお陰でこの辺境の地を訪れる際に抱く精神的なハードルは、かなり低いものになりました。

 

 延々三時間ほど掛けてやっと昼前に到着しましたが、雪が舞うほどの寒さでお風呂は諦めました。湯冷めでもして風邪をひいて、妻にうつしたりしては後々大変です。

 温泉街に駐車場はありませんが、ある旅館が午前中だけ開放してくれています。宿泊者がチェック・イン前だけを観光客に利用させてくれます。これはありがたいです。川沿いの狭い空間に展開する銀山温泉は駐車場すら難しいものがあります。

 防寒対策をして歩きました。想像していた通り面白い街並みです。鏝絵が一番最初に私の目に飛び込んできました。白い壁と黒い柱のコントラストも実に興味ある風景です。国土交通省で選定している【手作り景観賞・・・だったかな?】にも、当然選ばれています。建物自体はおそらく昭和のものですから【重伝】には指定されていません。鼻水を垂らしながら写真を写して行きます。街並みとしては100メートルほどですから、あっという間に行き着いてしまいます。そして街並みが途切れた場所に【白銀の滝】があり、さらに遊歩道を進むと滝を上から望む事が出来ます。でも今日の寒さでは・・・温泉街を見ただけで十分でした。

和楽足湯(わらしゆ)
鏝絵
鏝絵
鏝絵
鏝絵
温泉街を下流から
多分、能登屋
かじか湯方向(左岸側)
昭和館方向(右岸側)

 街並みが終わりかけた頃【はいからさか通り】というお店があり、カレーパンが評判です。ブロクで読んでいましたので、興味がありました。ブログでは評価の賛否が様々で、特に奥さんの応対が悪評のようでしたが、この時は若い女性の方で対応は良かったです。カレーパンもそこそこ美味しく満足いくレベルでしたが・・・中のルーが少なすぎます。噛みつくと中は空洞がぽっかりと開いていました。味がいいのに残念・・・。

ハイカラさん通りのカレーパン
白銀の滝を見上げる妻

 ちょうどお昼でしたので蕎麦街道の内の一軒に寄りたかったのですが、昨日求めたパンが沢山ありましたのでそのパンで食事にしました。街並みの手前に蕎麦屋さんとは思えない屋号のお店がありました。後で調べると結構評判の高いお店のようでした。この蕎麦街道ではまだ一軒しか食べた事がないので、次回はぜひともお蕎麦にしたいと思います。
 
 秋の釣りの時期に近くの温泉【湯舟沢温泉】にも寄った事がありました。一軒宿で喧騒から逃れられ、しかも泉質も合格の温泉です。この温泉から辿道で山を一つ越えると【五十沢】という農業集落が保存されています。これも一見の価値があります。もう一度訪れる必要を感じた小さな旅でした。やっぱり・・・思いつきで行ってもダメ・・・でした。

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