三春の湯治と会津若松七日町
2009/10/28~11/01
玉川温泉まで出かける時間が取れないときには福島県三春町の《やわらぎの湯》で湯治をしています。連休に予約を入れていたのですが、会社の都合で急遽キャンセルしました。ところが問題が解決したためまた出かけることが可能になりました。しかし予約が取れるかどうか・・・毎日違う部屋になるが可能だとの事で再び予約を入れました。
低体温の妻が基礎体温を上げるためにはこの湯治は欠かせません。お風呂ですと長く入る事は不可能ですから、どうしても岩盤浴が向いているのです。
ガンに効くとか効かないとか色々議論もあるでしょうが、そんな事は我が家の目的は入っていません。いろんな意見があっていいのです。否定する気も肯定する気もありません。
岩盤浴の間には免疫力を上げるために歩きます。いつも歩いているのでこの街並みは飽きてしまいましたが、木々が色づいてくるとまた違った趣を感じる事ができてリフレッシュできます。
そんな3日間を過ごしてきました。
ここのところ私は自分だけ遊び歩いていましたから、妻は少々欲求不満でした。そこで会津若松に寄ってから帰る事にしたのです。私は3回ぐらい訪れていますが、妻は通り過ぎたことがあるだけでした。
とりあえず【鶴が城】をみてから目的の【七日町】に向かいました。町のいたるところに秋色が展開しています。北出丸通りの並木はいかにも会津の街並みを感じさせます。
市役所でトイレを借りようと訪れると当番で出勤していた女性職員の方が、親切に対応してくれました。観光で成り立っている会津の職員が忘れていけない精神だと思うのですが、こうした対応を確りとれる公僕は意外にお目にかかったことがありません。ありがとうございました。
市役所の建物も確り手入れされて未だに現役で活躍しています。昭和11年建築だといいますから、見る価値は十分にありました。これからも是非大事に使ってもらいたいものです。
会津若松は会津地方の中心で、町の規模からもうかがい知れます。山間の田舎町でありながら同種のそうした町とは明らかに違った雰囲気があります。とくに昭和の初めごろまでに建築された洋館が見ものです。七日町界隈に残っていますので是非ご覧になってください。
循環バスで車を停めた鶴が城まで戻ろうと思ったのですが、時間が合わずに歩いていると途中で【ハイカラ号】に追い抜かれてしまいました。
武家屋敷に向かいました。しかしこれは後年になってから復元されたもので、歴史的価値は論じる事が出来ません。それを承知で当時の生活様式を知るためなら十分楽しむ事が可能です。理屈無しに庭園の紅葉は見事でした。
会津といえば白虎隊関連の史跡と思いますが、飯盛山のように山の上になりますので今回は止めておきました。戊辰戦争の関連だけでも会津には多くの史跡・逸話があり、とてもついでに行く程度では無理なのです。いつの日にか確り見てまわりたいと思います。
お陰で帰りの東北道は矢板から館林まで渋滞が続き、しっかり3時間も巻き込まれてしまいました。
楽しんだ代償ですから仕方の無い事と納得しています。ですが高速道の無料化って本当に必要でしょうか。もっと生活者の視点に立った使い道が検討出来ないのでしょうか。