春が来ていた・・・宝登山
2005/02/05(土)
テレビで宝登山のろう梅が満開だと報じていました。暖かそうなので出かけてみよう。
ロープウェイの駐車場に着くとスペースはほぼ満杯でしたがそれでも何とかスペースを見つけました。駐車場からはロープウェイ乗り場に続く人波と、そのまま歩いて山頂を目指す人の波にほぼ半々に分かれています。折角だから歩いてみることにしました。降りてくる人に尋ねると凍っているところはないらしく安心していけそうです。緑のないこの時季、森の息吹きが感じられるわけではないのですが清清しい空気だけは吸うことが出来ます。ペースを上げずゆっくりと進みます。
それでも汗ばむほどの陽気でフリースの上着など邪魔なだけです。日陰で残っていた氷も霜柱もぐちゃぐちゃに溶け出し、しっかりした道にもかかわらず歩きにくいことこの上ありません。1時間以上を要して梅園に着きました。梅見の客は途切れることがないし、山頂部のあらゆるスペースはレジャーシートに腰を下ろす人々に覆われています。テレビの力は恐ろしいもので集客力は物凄い。しかし肝心のろう梅はすでに終りかけていて、むしろ紅梅の蕾がふっくらと膨らみ始めていました。福寿草も綺麗に咲き誇っています。
蕎麦でも食べようと食堂をのぞいたのですが此処も人に埋もれていました。諦めて下りのロープウェイに行ってみると長蛇の列です。何回か待つのなら歩いて下ることにしたのですが、しかしまたぞろ骨折をさせないように凍っている場所は気が抜けません。登りと同じ時間を要して無事駐車場に着くことができました。春はもう来ていました。