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旅あれこれ 関東39【フェルメール展】

フェルメール展《東京・上野の森美術館》

上野の森美術館は恩賜公園にある。私立の美術館で、1972年に日本美術協会が設置した。

初めてだったので探しながらだった。

西洋美術館から千鳥ヶ淵方向へ歩いてみたが、何となく違う感じがして戻って再確認。

上野の公園口から最も近い距離にあったのだったが、遠回りをしてしまった。

実は上野駅構内でチケットを買い求めたのだから、ここで場所を聞けばよかったのだ。

上野の森美術館が2009年に企画した『チベットポタラ宮と盗まれた至宝』は中国から横やりが。

美術館の企画と言えど政治の世界・国家間の覇権争いに巻き込まれることもある証しだ。

この催しはすべてのチケットが予約制。だが持っていない私はダメ元でチケットぴあで飛び込みで確認。すると既に9時は過ぎていたが9時の回が購入できた。

既に9時半だったが、別に入ってしまえば何時間居てもオーケーなので全くラッキーだった。

美術館前には10時の回のチケットを持つ客が長蛇の列。それを横目に9時のチケットの私は得意げに入場。

西洋美術館から遠回り

フェルメールは今、日本では最も人気のある洋画家と言っても過言ではない。

前回のフェルメール展では『真珠の耳飾りの少女』が出展されていたが、代表作のこれを見逃してしまった。

ヨハネス・フェルメールは1630年代にオランダで生まれた。

写実的で空間構成と光による巧みな質感表現が特徴。

現存する作品は三十数点しか確認されていない。特に人気はあの青いバンダナを頭に巻いた少女の絵。

だれでもマスコミなどで一度は目にしたことがあると思う。

生きているような生々しい表情や肌の色・・・魅了されてしまう。

他の今回出品された作品もそうだが、登場する人物の表情などからストーリーを感じ取ることができる。

窓の外に視線をやりながら、この人物は何を思っているのだろう・・・フェルメールならではの心情表現だ。

フェルメールを語るときに必ず出てくるのがメーヘレンによる贋作事件。

素人では判断できなくても致し方ないが、プロが見れば光の表現に明確な違いが感じられるらしい。

どうしたことか当時の美術界は騙された。

上野の森美術館

こうした人気の高い催しには観覧するテクニックがある。フェルメールのコーナーの前に、同時代のオランダの画家のコーナーがあったが、これを一気にカットして数百人を追い抜いてフェルメールのコーナーへ。

まだ9時に入場した客だけなので比較的空いた状態で拝観。ゆっくり鑑賞してから、振り出しに戻る。

これがコツである。このころにはフェルメールのコーナーは押し合いへし合い状態。

今回のメインの作品は『牛乳を注ぐ女』。しかしこれは小品ですぐ間近で見ないとよく見えない。

元々はバロックで画家として出発したフェルメール。『取り持ち女』辺りから風俗画へと転身していった。

今回の作品の中で表現されている登場人物の衣装などは、解説を聞かないと作者の意図が分からない。

だから解説は必須・・・だが解説付きで2.500円ぐらいだったか・・・他の催しよりは高価だった。

帰りには有名レストランでオムライスで昼食。なんとなくリッチな雰囲気を纏って家に戻った。

牛乳を注ぐ女
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