桃の花見に塩山へ
2006/04/23
桜も終ってしまいました。先週は秩父のミューズパークに出かけましたが、所詮は元々あった自然をわざわざ破壊し、あらためてお金の力で作った公園では満足できるはずが有りません。羊山の芝桜には少し早いようですし仕方なく帰ってきてしまいました。
テレビの旅番組で山梨、塩山の桃の花を流していたので、早速妻を説得して出かけました。画面では盆地一杯に広がる桃の花畑は壮観でした。どうか妻の目に触れるまであのままで有りますように。
雁坂峠にはまだ山桜がありました。塩山まではあっという間です。彼方此方には桃の花が咲いていますが、テレビで見た雰囲気では有りません。得ていた情報では大藤地区が良いというので恵林寺から左に折れ20分ほど走りました。見覚えがある風景に記憶を辿ると、大菩薩登山の時に通った道でした。畑の中の細い道に車を入れて少しずつ高度を上げていきますが、盆地を一望に俯瞰できる場所は見つかりません。
何とか良さそうな場所を見つけたのですが、既に良い実をとるための摘花が終っていてどうも花付きが今一です。農家の方に聞くと笛吹川フルーツ公園からだと俯瞰できると判りました。ただ今日の春霞の天候では余り期待できません。道に迷いながら到着しましたが、やっぱり遠望は利きませんでした。
名物のほうとうを食べました。またとなりには有名な“ほったらかしの湯”があるので、そっちの方が気になって仕方有りませんでしたが今日は諦めました。
秩父に戻って4時になっていましたが、市役所に車を止めて羊山公園に向いました。これが以外に距離があり結構汗をかかされました。“綺麗な色だなー”“すごいなー、大変だったろうな”とは思うけど感動も満足感も有りません。所詮は人の手によるものだからでしょうか。たった一輪の“タカネナデシコ”や“フウロ”を見つけた時の喜びとはどうして違うのでしょうか。
ただバックに武甲山を配したポイントは絵になると感じました。それでも一度見れば十分です。
来年も混雑する中を駐車場に500円も支払って見に来ようとは絶対に思いません。逆に考えるとこんな事で手軽に満足できる方は羨ましい方です。
出店で味噌田楽を求めて二人で食べましたが、これは美味しい味噌で満足できました。ここのところ回数は重ねているのですが、手抜きの旅ばかりで・・・。