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旅あれこれ 北陸・中部・東海14【再びの白川郷と福地温泉】

再びの白川郷と福地温泉・・・捲土重来

2008/08/01~02

 福井の三国を出るときには既に14時になっていました。とりあえず行くあてのない旅でしたから家に近づく方向に進みました。しかし、私の中には出発前から決めたコースがありました。

【白川郷に寄ってから、飛騨古川の白壁の街並みを見る】というものです。

【古川の棚田も見たい】と思っていました。そして時間がなくなったら古川に泊まり、時間があったら高山の福地温泉まで走ろうという計画です。

出発が遅れた分、計画は修正を求められることになりました。

 白川郷は何が何でも寄る必要がありました。4年前の冬、二人は白川郷を頭の中が真っ白な状態で歩いていました。ドクターから一番恐れていた事を告げられた二人は、失意のどん底にいたのです。

何も考えられず・・・ただオロオロしている私がいました。この時、妻は二度と白川郷を訪れる事は出来ないと覚悟していたそうです。でも・・・来れました!!

 こんな意味があって、何としても白川郷を訪れる必要があったのです。何も変わりませんが【熱い夏の日差しが降り注ぐ白川郷】でした。前回は突然の大雪に驚き、今回は茹だるような暑さに気力を失いかけています。白川郷は二人を一向に楽しませてくれません。

 今回は妻にも目的がありました。藤ヅルで編んだような手提げがほしいので、数軒のお土産屋さんや民芸品店を訪ねてみました。残念ですが竹細工の手提げはありましたが、藤はありませんでした。

木陰で外人カップル
怖くて急いで橋を渡る妻
橋の上から
寺の梵鐘
冬にも同じカット
合掌集落の雰囲気
阿弥陀堂

 歩きつかれたので車に戻ってコーヒーを飲みながらこのあとのコースを考えました。既に17時を廻っていますので、残念ですが古川は止める事にしました。またチャンスを見つけて訪れようと思います。

となると古川で泊まるよりも福地温泉に魅力を感じました。電話した最初の宿で部屋が確保でき、高速を使って向かいました。到着するのは20時でしょうから夕食は断って、朝食だけをお願いしました。

 黒川温泉を模して温泉街が協力して活性化を図っている・・・と事あるごとにマスコミなどに紹介されています。果たして本当にそうなのかを確認したかったのです。何時もどおり泉質を考えるなら【白骨】や【乗鞍】を選んでいました。

 夏のこのかき入れ時に流石の【平湯】は通っただけで圧倒的な客数を感じました。一方【福地】は宿によって大きな【ひらき】を感じました。たまたまなのか私たちが泊まった宿も何となく温度差を感じました。何時まで協力体制を維持して頑張れるかが生命線だと思います。果たして果たして【第二の黒川】になれるのでしょうか。

福地温泉に到着
温泉街の雰囲気
宿の家族露天
タオル・・・グッズ

 施設ごとに客数の格差が生じている現状は一体感の醸成を阻害しなければ良いのですが・・・。また朝市なども温泉街として積極的に関与しているとは思えませんでした。何か業者さんに任せきりと感じました。『たった一泊で何がわかる』と言われれば、全く反論できません。私の感性で・・・肌で感じたことを話しているに過ぎないのです。とはいえ私にも【温泉を訪ね歩いている】という自負があります。無責任な発言と非難されるのでは承服しかねる部分もあります。昔から注目している温泉ですからむしろ私の感性が鈍った・・・という結果であってほしいと思いますし、事実としたらそうした部分を謙虚に受け止めて発展に役立ててくれたらこれほどありがたいことはありません。

 乳頭温泉郷、小野川温泉などとどうしても比較しがちです。折角豊富な湯量で素晴らしい評価を受けているのですから、より一層高く評価される温泉に成長してほしいと思っています。

 福地温泉として各個別の宿に対するクレームをどのように処理していくのか・・・など現実的な課題があると思いますが、宿泊者に福地温泉としての意思が見えてきませんでした。難しい問題を先に送るだけでは、国の対応と一緒で未来はないと思います。黒川温泉などはそうしたことから逃げずに、今の地位を築き上げたと思います。

 行灯を統一するだけで五感をくすぐるか・・・と問われれば、大部分のお客さんは『そんなに甘くはない』はずです。余計なお世話ですが是非全部の宿が勝ち組になってほしいと思っています。何故かと問われれば、単純に【次回は気持ちよく満足して泊まりたいから】に他なりません。

朝市の場所
朝市の建物には値打ちモノが
夜間でもトマトが冷やされて
源泉の噴泉
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