比叡山延暦寺【滋賀・大津】
2019/10
またしても大雨で日本全国で被害続出。もう勘弁してもらいたい。被災者の皆さんは辛いでしょうね。
河川の改修が追いつかないのですから、この冬が勝負です。
雨が治まったら来年の梅雨までにどれだけ国土を強靱化できるか?
今になってみれば安倍さんも自民党も嫌いですが、蓮舫やら枝野が政権を獲っていたら大変だったですね。まだノウハウのある自民党政権で、いくらか救われているかもしれません。
被災者の皆さんには・・・お見舞いを申し上げます。
草津の道の駅で過ごしてましたが・・・夕方になって・・・台風が接近しているので知らないところで被災するより家に帰ろうと言うことになりました。
でも草津とは…琵琶湖の対岸には延暦寺があります。
既に15時でしたから急いで・・・琵琶湖大橋を渡って奥比叡ドライブウェイに入っていきました。
1時間弱を要したが、東塔地域の駐車場に到着。横川地域も西塔地域もはしょって、一気にやってきたのです。 それでも4時を回ってました。
比叡山は古代から神の山として崇められてきましたが、788年に伝教大師最澄が延暦寺を創建しました。
以来、親鸞・日蓮・道元など多くの名僧がこの地で修行し、宗祖として巣立っていきました。
最澄が開山し根本中堂などの重要な堂塔が集まる東塔地域、釈迦堂を中心とした西塔地域、そしてのちに慈覚大師円仁が開いた延暦寺三塔の中で一番北に位置する横川地域の全体を総称して比叡山延暦寺と言います。
多くの宗祖・名僧が修行した場は「仏教の総合大学」「日本仏教の母山」と呼ばれています。
真言宗の聖地、高野山との比較対象は仏教の教義論には欠かせません。
千数百年に及ぶ両宗派の確執も良く知られた事ですが、近年両宗の管主による握手・対話が実現したのはトップニュースになったほどです。
そして1991年に高野山と同様に、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
まあ・・・根本中堂だけ奉拝できれば・・・という思いでした。
私は比叡山が初めてなので寄ることに意味がありました。 妻は修学旅行で来ていますから二度目。
コースにしたがってお参りしたのですが、なんと・・・肝心の根本中堂は改修中で足場で囲われていて。
全体像が想像できない状態でした。 それでも来た以上はお参りを。
不滅の宝燈は開放されていて拝観できました。
実はこれ・・・一度消えて消えてしまったと聞いたことがあります。その時、山形天童の山寺から灯を移したのではなかったでしょうか。
根本中堂の御本尊は薬師如来様。ですからご朱印の文字は「醫王殿(いおうでん)」と書いてくれました。
せめてもの・・・希望者には改修中の様子が見られるようになってました。
比叡山ドライブウェイを走って、都合料金は2.500円。 非常に高額な有料道路でした。
が坂本からロープウエイで2人で行っても、同じぐらいはかかったはず。
残念なのは坂本の街並みを見る事が出来なかった事です。
重伝地区にしてされているのです。近くまで行っていながら・・・悔しい。
この日の泊りは道の駅米プラザ。 翌朝の琵琶湖の水面が、陽に映えて綺麗でした。