ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

旅あれこれ 関西4【世界遺産 白鷺城】

世界遺産 白鷺城【兵庫・姫路】

2010/03/07(日)

 テレビが姫路城のニュースを報じていました。改修工事で今後五年間に渡って足場などで覆われてしまうのだそうです。これを聞いていた妻が『一生見ることが出来ないかも・・・』と言います。それなら明日見に行こう・・・と話がまとまりました。

 翌日、妻の仕事が終わった23時に一路姫路に向けて出発しました。途中何度か休憩を取りましたが眠くならないうちは走り続けました。でもとうとう草津でダウンです。もう朝の6時近い時間です。

 懸命に眠ろうとしたのですが、やっぱりすぐには眠れません。私は1時間ほど眠れましたが妻は一睡もしないまま、8時半に草津を出発しました。

 ところが吹田から先の山陽道などの渋滞で・・・・・眠くて、渋滞で、イライラは募る一方で、おまけに姫路の街はもの凄い渋滞で・・・お城が見えているのに到着しません。もう11時を回っていました。実に12時間を要しました。四国の徳島・阿南市からの帰路に要した時間が10時間ですから・・・良く走りました。

駐車場から遠望
西の丸渡り櫓
天守への人波

 かろうじて工事の重機などが見えない状態で写真を撮ることが出来そうです。雨の中を大勢の人が列を成しています。やっぱり昨日の報道が大きく影響しているようです。案内のボランティアさんも流石に愚痴っていました。

 内緒ですけど読売観光のツアー客に混じって説明を聞いていました。西の丸にはすぐに入れたのですが天守閣はこの雨の中でも笠をさした人が長蛇の列です。笠をたたんでビニール袋にいれ、靴を脱いでそれも袋に入れる。ぬれたくないので皆さんギリギリまで笠をさしていますから、行列は益々伸びていきます。

天守への入場待ち
美しい瓦
天守を支える柱
ボランティアのガイドさん

 池田輝政が築いた螺旋式縄張りの名城は平成5年に法隆寺などと共に世界遺産に登録されています。その景観は妖しい程の美しさで、『白い漆喰』に覆われた様は【白鷺城】との異名を取っています。

 白鷺が羽根を広げて飛び立つ様相・・・と言われるのがその所以です。

 個々の様式から材料の一つ一つまで、国宝・世界遺産としての風格は説明の必要がありません。歴史的にも千姫の境遇などを考えると感慨深いものがあります。

一つの主天守と三つの小天守
同時に全部見えることは無い
取り替えられた西大柱

 既に14時を回っていますのでまずは食事ですが、運良く讃岐うどんのお店に当たりました。結構な客で表で少し待たされました。それだけで楽しみと期待が膨らみます。結局、この店の一番人気を頼む事が出来ませんでした。たっぷりの削り鰹をかけて食べる【めんめ】を頼むべきだったのです。がっ十分満足できるものでした。

目の前で打つ
餅を入れた力うどん
天ぷらうどん

 姫路城は広大な城で町中にも石垣が残されています。龍野町まで街並みを見に行ってきました。その後、二階町アーケイド街などを散策です。すごい商店街で田舎町の規模と想像していたら完全に違っていました。

マーケットでも見つけて夕食を求めて帰路に着こうと考えていました。

 中心部にヤマトヤシキというお店がありましたから、ここで夕食を求めます。入っていくと何とパンの【ドンク】があるではないですか。ミニクロワッサンが美味しいお店で金沢の香林坊で初めて遭遇したお店です。朝食用に数種類のパンを求めましたが、やっぱり美味しかったです。

街の中に石垣
アーケイド商店街
パンのドンク

 帰路は意外に渋滞は無く神戸も大阪も簡単に通り過ぎましたが、目的の彦根までは中々到着しませんでした。16時半ごろに出発したのですが、日はとっぷりと暮れています。頑張って眠い目をこすりながら走り続けましたが・・・もう危険です。とうとう黒丸PAでダウンしました。今日はここで眠ります。

 実に昨夜から15時間ほど走っています。その距離は1.000㌔を超えています。妻は停まってからも体が揺れると言っています。食事を済ませ21時には眠りに落ちていました。

 雨は相変わらず降り続いていますので、夜中のトイレタイムのために身障者駐車スペースの目の前に止めました。トイレの間だけ軒下をお借りするためです。

寿司とおつまみとビール
寝室

 昨夜は妻も流石に五時間程眠れたようです。このSAはトラックも少なく非常に静かで、確り眠れました。トラックはエンジンを掛けたまま眠りますので、これが意外に耳に着いてしまいます。またトイレは暖房便座付きのウオシュレットで清潔です。快適な夜を送る事が出来ました。

 朝は例のドンクのパンです。5時に起きだし6時には食事を済ませて、目的の彦根に向け出発です。

パンとヨーグルトとコーヒー
清潔な施設、流石に関西
タイトルとURLをコピーしました