奈良の寺院巡り 【法隆寺】
前日の当麻寺を訪れた日は雨で、雨がやむまで道の駅かつらぎで待機してました。
ここには食べ物屋さんが沢山入っていて、飲食はフードコート形式でした。
そしてフードコートの隣のスペースは、スーパーマーケット。
ですから地元の人が食事に来たり、買い物に来たりと・・・駐車場はいっぱい。
でも126号脇にも大きな駐車場があって、トイレも綺麗。
私たちもお昼はここにしました。おバンザイを選べる定食でしたが、驚いたことに妻も完食しました。
美味しかったようです。
当麻寺を見学の後、コインランドリーを使ってから道の駅当麻に泊ろうとしたのですが・・・。
何ともお墓の隣。そしてヒヨドリがどの木にも巣を作っていて・・・うるさいし糞が凄い。
道の駅かつらぎに戻って泊りました。
そして翌朝は法隆寺へ。何度か迷いましたが1時間はかからなかったと思います。
皆さんご承知でしょうからグダグダ書きませんが、大切な部分だけ書きます。
多くの修学旅行の学生が来ていました。
私もし遊学旅行できましたが、はっきり言って何一つ覚えていません。この年齢で見学する意味が問われる気がしています。
聖徳太子のお父さんの用明天皇が自らの病気平癒を祈願して、寺と仏像を作ろうとしました。
しかし実現を見ないで崩御され、推古天皇と聖徳太子が用明天皇の遺願をついで建立しました。
飛鳥時代の姿を今に伝える世界最古の木造建築。1400年の伝統を今に誇ります。
1993年にユネスコの世界文化遺産として、日本で初めて登録されました。
五重塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍に分けられます。
金堂などの西院伽藍の木造建築物群は世界最古の木造建築であり、御本尊の薬師如来様が祀られています。
そしてこれもわが国最古の四天王像(白鳳時代)が御前をお守りしています。
金堂の壁画が何となく違和感があって、解説員さんに質問してみました。
そしたら残念な事に昭和24年に焼失して、その後再現されたものでした。
何故再現できたか・・・法隆寺を研究した学者さんの資料から・・・なそうです。
更には多くの画家の手によって転写作業が行われていて、あたかも復元のための資料だったように模写絵が残っていたのです。
一部は他に移されていて無事に済みました。 それが無かったら再現は叶わなかった訳です。
この復元作業には平山郁夫画伯など多くの著名画家も参加したそうです。
五重塔はわが国最古で、四方の面に様々な宗教場面が表現されています。
法隆寺は撮影禁止の箇所での撮影に対しては、厳しく対応している。私の目の前で写した画像を削除させられている方が何人かいた。
警備員さんはあらかじめ写真を撮りそうな方を徹底してマークしている。一日辛い仕事なので、お客に対して少し憂さ晴らしをしているのだろう。
世界的な百済観音像は・・・大英博物館に出張中でレプリカでした。
玉虫厨子などの国宝が目白押しの法隆寺。調べたら建築物では18、美術工芸品では20項目が国宝。
点数は数えていないので不明。
そして東院に移動して夢殿へ。歴史的にはネットで検索していただいて・・・。
観音様の化身と伝えられる聖徳太子を供養するため、739年に建てられた伽藍上宮王院の中心が夢殿なのです。そしてそれこそが法隆寺の代表的なイメージです。
台風は近づいているし、法隆寺は壮大なスケールで・・・時間は限られて。
妻が望んでいた斑鳩の里を散策する・・・は叶いませんでした。