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51-2. 丹沢

人気の丹沢を縦走・・・丹沢山・塔ノ岳

メ モ
登頂日 17/06/03(日)
天 候 晴れ
百名山登頂順 38番目(再登頂)
標 高 1,567・1,491㍍
登山口 塩水橋
同行者 単独
温 泉 無し

タイム
場所・地点 往路 (着) 往路 (発) 復路 (着) 復路 (発)
塩水橋ゲート 06:45 14:25
天王寺尾根入り口 07:15 07:15 14:00 14:00
天王寺峠 07:35 07:35
堂平分岐 09:10 09:15 11:45
丹沢山山頂 09:55 10:15
塔ノ岳山頂 11:10 11:30
新大日 12:05 12:15
札掛分岐 13:25 13:25
所要時間
7:15

平田影郎

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丹沢ほど広い山塊ならいろんなコースを歩いてみたい・・・誰しもが思うことだから、丹沢の人気度は高い。何よりアクセスが楽。

塩水橋の駐車場は既に一杯に違いないと気持ちは競って、高速を100キロ以上で飛ばした。

4時に自宅を出発し、案内板も交差点名の表示もない道を、何とか宮ケ瀬湖まで到着すると後はなんとなく前回の記憶が蘇る。

谷あいのすれ違いもできない道は本当に嫌いだが、何とか1台もすれ違うことなく無事に到着。案の定、駐車スペースは見つからず・・・ヤビツ峠側に何とか一台分を見つけることができた。私のすぐ後から数台が到着・・・私はギリギリセーフだった。

6時半ではちょっと遅かったようだが・・・ここから登る事は人生でもうないだろうから。 

前回は丹沢山から蛭ケ岳だったから、今回は塔ノ岳から長尾尾根周回ときめていた。がっ長尾尾根ってコースは整備されているのか?  幾ばくかの登山者が歩くのだろうか?  

事故でもあったら・・・誰も歩かないコースは不安だ。

身支度を整えて登山口へ向かう。前回は林道を歩いたので、今回は前回下った天王寺尾根を登る事にした。

尾根取りつきまで歩く間に河原に目をやると、釣り師を何人か見かけた。釣れてる様子はない。

30分ほど歩き前方につり橋が見えてくると、天王寺尾根登山口が右手にある。

眼前のこの吊り橋は本谷橋・・・帰りはこの橋を渡ってくることになる。

駐車場はいっぱいで路駐の列  
本谷橋手前から天王寺尾根に取りつく

前回、この尾根の下りには泣かされた。長いと感じたものだ。しかし今回登ってみた感じは意外にスムーズに登れた。堂平からのコースを併せる地点まで2時間で登る。この後の丹沢山頂までの40分がきつかったが。

前回、鹿除けのフェンスが作られた頃で扉なども確り閉じられていたが、今回はゲートすべてに扉は取り付けられていなかった。壊れた後の補修まで予算も手も回らないようだ。無駄にネットフェンスが延々と続いている。

折角のネットも扉が無くなり効果なし
天王寺峠

天王寺峠と堂平への分岐の間に最初に現れるこの分岐は、地図にはここから下るコースの表記は無い。堂平を経由しないコースらしく、おそらく林道の途中に出会うのだろう。

ところどころ鹿の食害防止のネットが樹幹に巻かれている。これも先ほどのフェンスの扉と一緒で、この木だけを保護してもと思う。

何か特に鹿が好む樹種でもあるのだろうか。やるなら徹底してやれ・・・と素人は思ってしまう。

更に1キロ登った分岐
鹿の食害防止ネット・・・効果は疑問

尾根に取りついてから2時間で堂平分岐まで登れた。辛いけど手入れが行き届いて歩きやすい登山道だ。丹沢全体に言える事ではある。

ここまで登って初めて少し休憩を入れた。休まず歩いた・・・これがいけなかったのか、この後山頂までの40分がやけに辛かった。

大分エネルギーを消耗している。パンを一個お腹に入れるが、すぐには脚力の原動力とならずに階段登りは一歩一歩顎を出しながら耐え抜いた。

途中、ツツジの大株が見事な花を付けていて、アマチヤカメラマンが数人群がっていた。お年寄りのパーティをここで抜いた。

堂平への分岐。前回はこのルートを登った
時季的にツツジがきれい

鎖の着いたガレ場があるが、鎖がなくても問題ない程度で危険度は低い。逆に鎖があるためにビギナーのお年寄りは“危険な箇所だ”と思い込むようで、お年寄りパーティは渋滞を発生させてしまう。

でも、あのお年寄りたちなら、落ちたら骨折は避けられないだろうから・・・仕方のない側面もある。慎重に越したことはない。

あまり追い立てず、待ってあげる余裕を見せたいものだ。

最後の階段は長い。鍛錬してきた私も、ここで少し息が上がり、心臓の鼓動が早鐘のよう。

丹沢山山頂は既にテーブルが開いていないほどのサミッターであふれていた。

長尾尾根の情報が欲しくて、みやま山荘を訪ねたが応答は無かった。しかしこの後塔ノ岳への縦走路で『丹沢山歩』というパーティに、情報を教えていただいて安心して向かった。頂いた情報は逐一正しいもので、流石に丹沢に精通したパーティと感嘆する。

最後の長い階段
山頂にある【みやま山荘】

前回は山頂から富士を見ていなかったと思うが、今回は確り望めた。リベンジ達成。

こんなところで息が切れるようでは塔ノ岳への縦走などはとてもおぼつかないと思ったが、ここで止めていては鍛錬にならないしいつまでもアルプスに挑むだけの脚力が着かない。苦しいのを承知で塔ノ岳へ向かった。

縦走路のツツジが素晴らしい。また良く手入れされた縦走路で、実に心地よい。多少のアップダウンはむしろ神様の励ましですらある気がする。

丹沢山山頂からの富士
縦走路のツツジ
まだまだ冠雪の富士山。一番きれいに見える時期

竜ケ馬場からは相模湾が一望できる。さまざまなロケーションが楽しめて、標高が低い山でも人気の高さは圧倒的なのが良く理解できる。

縦走路にはコバイケイソウが群生しているが、まだまだつぼみは固くて楽しみは1か月も先だろう。僅かにイチゴが咲いていた。

数は少ないがツツジは満開。前回は天王寺尾根でシロヤシオが咲いていたと記憶している。

竜ケ馬場からは相模湾を望む
キバナノイチゴ?

風が吹き抜け・・・新緑が目に優しい。主脈の縦走路は本当に庭園の散歩のようだ。樹間の縦走路だということが、丹沢の丹沢たる所以だと思う。標高が低いのに・・・これだけの山塊を紡ぐ縦走路は、希少だと思う。

気持ちよい塔ノ岳への縦走路

木々の切れ間から塔ノ岳山頂が望める。写真ではよく見えないが、肉眼では山頂の尊仏山荘の屋根が見えている。

この登りはどれほど大変なのだろうと臆してしまうが、実はこけおどしであっという間に塔ノ岳山頂となる。

塔ノ岳・・・山頂には尊仏山荘

既に200人以上の人が食事を摂ったり談笑したり。私もここで昼食とした。ここからも富士が良く見える。

食事をしながら再度地図を確認し、コースを確りインプットした。これだけ登山者の多い丹沢でも、今日長尾尾根を下る登山者はおそらく一人もいないだろう・・・万が一の道迷いや怪我、そして病気もある。少なくても道迷いと怪我は自分で防げる。

事実、この日このコースを下った人はいないと思う。もちろん時間も遅かったからだが、登りの人とは一人も出会っていない。

山頂広場と山荘
塔ノ岳山頂標と富士
眼下に展開する街
街の向こうに相模湾

新大日まで意外に時間を要した。大概のコースでタイムを短縮している私の脚力が、山地図のタイムを5分上回った。

新大日の小屋は既に朽ちかけていて、相当前に閉鎖された感じだ。ここで最後のエネルギー補給をする間も、続々と登山者がやってくる。この日の丹沢山と塔ノ岳で1.000人以上の登山者とあった気がする。

下って新大日のベンチ
小屋は閉鎖されていて半分朽ちかけていた

心配していたコースは実に手入れが行き届いた登山道で、落ち葉の上にトレースが確りと刻まれていて道迷いなど有りえないコース。丹沢山歩の方が言った通りの素晴らしいコースだった。

ほかに登山者がいないことを考慮して、怪我をしないように慎重に歩を進める。それは落ち葉のクッションを楽しみながら歩いていたのかもしれない。心地よい・・・。

コースタイムの1時間50分そのままに、札掛への分岐に到着。

むしろここから先の県民の森のルートの方が、整備不良で危ない個所があった。これも丹沢山歩が言っていた通りだった。

長尾尾根は明るくて気持ちよく進む
札掛分岐を県民の森へ進む

登山道をふさぐ倒木が2か所。こちらは何とかまたいで通れる・・・しかし下は転落したらおそらく命は無いほどの斜面だ。

そして一枚下の写真の、もう一か所の方が確実に危険だ。潜り抜けている最中に木が滑り出したら、確実に崖の下に木と一緒に引きずり込まれる。

県民の森・・・というからには一般市民の散策コースなのだろうから、手を抜いて事故が起きたら裁判沙汰と思うが・・・

神奈川県には対応をお願いしたい。

途中、道をふさぐ倒木
一緒に谷に引き込まれそうな倒木

この桟橋も下に転落したら命は無いほどの切り立った谷だ。点検はされているだろうと信じて歩いたが・・・怖い。

もっと怖いのは・・・山地図に『夏季には山蛭に注意』とあったが、幸い時期的に早いのか一匹も食いついては来なかった。

何より目を皿のようにして、動くものを注視していたがその心配は無かった。

途中、ギンリョウソウが『団地住まい』のように集団で咲いて(?)いた。これだけの集団は珍しいのでパチリとっ。

桟橋も・・・点検済みなのか?
団地住まいのようなギンリョウソウ

県民の森を抜けると本谷側に沿って下り、対岸に道が見えてくると、朝、見た本谷橋に着く。これで一周してきた事になる。

橋の上から天王寺尾根入り口に目をやる。無事に戻り付いて、少しホッとする。県民の森以外は実にすばらしいコースだ。

丹沢の主脈縦走は魅力にあふれている。

本谷橋にたどり着く。朝、前方に見たのがこの橋
橋の上から見た天王寺尾根登山口。朝ここに取りついてから7時間半で戻り付いた。
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