最近話題の歴女・・・ご存知ですか。とにかくマイナーな歴史のすみずみまで本当に良く勉強しています。武将などの好みを聞くと歴史好きの私が知らない武将名などが出てきて・・・知らないと言えずにチョット見栄を張ったこともありました。
前田慶次・・・ご存知でしょうか・・・私は知りませんでした。上杉藩の武将だったそうです。その前田慶次をパッケージの表に印刷し、人気の米沢牛をギュッと詰め込んだ駅弁が【どまん中】です。
牛肉を(私の見落としかもしれませんが米沢牛とは書いてない)を甘辛く炊いて、庄内産の美味しいご飯の上に乗せたもので、数々の駅弁の中からチャンピオンになった弁当です。
中身はもちろんパッケージの前田慶次も売り上げに貢献しているのでしょうか?
写真でお判りのようにそぼろ状の肉と細切れ風のものとが乗っています。
この弁当のお店に例のタクシーの運転手さんが連れて行ってくれました。当然米沢駅でも売っている品ですが、この方が言うにはお店で買った方が作りたてを出してくれるそうです。
二つ買って新幹線の中を後生大事に持って帰りました。
そして家に帰ってレンジで一分・・・妻の第一声が・・・美味しい・・・でした。
我が家はほとんど肉を食べません。たまに食べるとしても鶏がほとんどで、牛は臭みがチョット鼻につきます。当然それもありませんでした。しかもボリューム満点で、他のおかずをつまみながら一杯やった私と、少食の妻とで一個がベストの胃袋でした。
残した一個は今朝再び二人で食べました。一日経っても美味しいお弁当でした。
ところで手に弁当が入ったビニール袋を提げて15号車の列に並んでいると、どうも電話の内容を聞いていると営業マンが、私の後ろに並びました。
言葉からは少し関西なまりもあり、うるさいほどの大声で話しています。向こうで話せ・・・内心そう思っていました。
米沢の駅のホームには黒毛和牛の実物大ほどの置物があり、ホームを歩く乗客をセンサーが感知すると・・・モーモー・・・と鳴くんです。
営業マンの電話の内容が少し変わってきました。
『間違いなく今米沢駅のホームですよ』って言ってます。電話の相手はどうも上司のようで多分『牛の鳴き声のようなものが聞こえるけど、お前今何処にいるの?』とでも聞かれているのでしょう。
『米沢ですからホームに牛の置物があって、テープがモーモー言ってるんです。ウソじゃないですよ』って懸命に説明していました。
でかい声がうるさかった私は心の中でざまー見ろ・・・と思っていました。追い討ちをかけるように何か電話に届くように言ってやろうと思っていると、場内アナウンスが『まもなく一番線に・・・』と告げてしまいました。このうるさい男は残念なことに救われてしまったのでした。
雪の米沢駅です。
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