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原発再稼働

雑感

昨日の食事会の話題が原発だったのですが、ニュースを見ると経済産業相が『安全が確認されたので、再稼働を進めたい』と話したと・・・。呆れました。

そもそも安全な原発なんてあるはずが無いことを、今回学習したはずなのに・・・。暴走しだしたら停める手立てはないから、みんな反対しているのですが海江田さんと菅さんだけは方法を持っているのでしょうか。

ここまで来ても天下り先を確保したい役人と、経済界の顔色を見ているのだと思うのは私だけでしょうか。
海江田さんは間違いなく『安全策が施されているのを確認した』と言っていましたが、どういう方法で何時確認したのでしょう。どういうポイントを判断基準にしたのか、国民は全く知らされません。

マスコミはいつも通りただ垂流すだけの報道で、チェック機能は全く期待できません。マスコミは『確かに安全性は確保されている』と判断したので、無節操に政府の発表を報道したのでしょうか。全く誰も責任を感じない国になってしまいました。

先日、どこかの原発で可搬式の自家発電設備をトラックに積んできて、ポンプを動かす訓練をしていました。それはもう稚拙な動きで・・・とても訓練とは言えない内容でした。
また、予備電源の回線に切り替える訓練なども行われていましたが、これもまあ素人の動きで全く幼稚園のお遊戯会の様なものでした。

こんな訓練が役には立たないのですが・・・百歩譲って訓練をやっても良いと考えてあげるにしても、東京消防庁の隊員の様に統制のとれた意味のある一挙手一投足・・・ライフセーバーの様に隙のない動きであったなら・・・評価もできたのですが、あれでは笑っちゃいます。

そもそも電源車をそこまで持って行けない状況にどう対応するのか。二回線受電が今回のようにすべて喪失したらどう対応するのか・・・などに全く答えているとは思えません。
五回線で受電できる対応にした・・・すべてにバックアップの機器を設置した・・・いざというときにはスイッチを押すと石棺で閉じ込めること可能になった・・・すべての原発で防潮堤を50メートルの高さにした・・・・・・・まだまだありますが。

それなのに時期尚早の安全宣言は・・・納得できる国民はどれほどいるのでしょうか?
もっとも国民の生命よりパニックを心配していただける政権ですからこの程度でしょうが、許してしまう国民が信じられません。

我々の食事会でも『電力不足で競争力が低下すると、企業が国外に流出する。雇用の確保のために原発は必要だ』という意見もありました。
放射能は見えませんから、差し迫った恐怖感を感じることは少ないかもしれません。しかしいろんな病気が増え始めてから後悔しても遅いのです。人間はまだ経験していないゾーンへと入って行っています。ブレーキが着いた自動車で入っていきたいものです。

少なくても稚拙な訓練が判断材料だったとは、後になってから知らされたくありません。その稚拙な訓練さえ海江田さんは見ているのでしょうか。

本当に大変な人たちに権力を渡してしまいました。今日見ている韓流ドラマで『権力とは自分の欲のために行使するものではなく、民の幸せのためにあるのだ』というシーンが出てきました。人気のイ・サンの中の70話あたりに出て来る一説です。皆さんも60週ほど後に見ることになります。

まあ民主党政権には全く届く事は無いでしょう。

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