急遽蝶ガ岳に

水曜日は妻の病院の日でしたから、この日は出かけることができません。薬をもらうだけですが１０年間も続けてきた行為ですから・・・いつも濡れ落ち葉のように貼りついて病院に着いて行きます。たまに私が行かないとドクターが心配するほどです。(例の山で出会った主治医)

昨日もまたまた山の話になって・・・前回私が話した黒部五郎が、どこにあるか地図を見て調べたそうです。私の山行をかなり意識しています。その証拠に・・・自ら『追いつこうと思っているが、ますます差が開く』と漏らしていました。別に私は競争していませんから・・・。

南アの塩見に行ってきた・・・と話したら、『今度、連れて行って』とお願いされました。
甲斐駒と仙丈は北沢峠から行った事があるというので、広河原から北岳にでも連れて行こうと思っています。あるいは新穂高から北アの奥にでも・・・。

登山を予定していた翌日のために早く寝ようとしたのですが、とうとう妻に押し切られてしまいました。『天気が悪くなるのに、南アなんてダメ』って。心配させながら出かけても、こっちも楽しくないので『今回は日帰りの山にする』と約束しました。

登り４.５時間の山となるとそんなに早く寝る必要もなく・・・３～４時間も寝れば十分、登山口に７時ごろに着けば明るいうちに下山出来る・・・それでも何か目標達成に一歩でも近づく・・・花の百名山【蝶ガ岳】を選びました。

南アの光(てかり)岳を狙ったとしても、１８日は天気が持ちそうでしたから・・・ちょっと惜しい気がして・・・未練タラタラ・・・なのです。
まあ蝶ガ岳も絶対今年行く予定の山でしたから、順番が変わっただけ・・・と考えれば良いのです。むしろ花の時期は今を逃すと難しくなります。

天候は１８日一杯持つはずでしたが、私が頂上に着いた時は暴風雨が吹き荒れている状態で、こんなすごい中での登山は甲斐駒と月山に次いで３度目です。３０メートルぐらいの風で、若い男性も『怖い』と言って、常念岳に縦走するのをやめて下山しました。

ガスと風と雨・・・三拍子そろったのは数年ぶりです。最近それだけ天候を選んで登山していたことになります。これは徳島の友人の真似なんですが、彼は晴れと確信できるまで麓でジッと待つから・・・すごい。私なんか行けば登っちゃいますよね！

それでも今日の目的は【花】ですから、その目的はバッチリでした。規模は小さいものの地面を覆い尽くす花・花・花・・・素晴らしいお花畑に感動。ガスのせいでくっきりした画像になりませんでした。