妻の月に一回の診察日・・・と言っても検査が無ければほとんど薬を貰ってくるだけ。メインはドクターと山の話しで診察時間が終わってしまいます。私が南アに遠征の時、ドクターは北岳にキャンプ山行でした。その話は前回聞いていたのですが・・・ドクターもどこまで私に話したのか覚えているらしく・・・忙しいのに良く覚えているとビックリでした。
『あの後八ヶ岳の赤岳に行ってきた』と・・・積極的に山行をこなしているようです。この後は西上州の低山をやると言ってました。このあたりの山は低山ながら妙義山を初め危険度の高い峰々ですが、雪が降るまではまだまだ楽しめそうで私も閉じこもってはいられない気分になりました。
病院から戻ると約束していた鉄人氏が来てくれました。氏は環境分析会社の経営を担っています。数日前、会社にお邪魔した時に『除染効果を確認したいからサーベィメーターを貸して』とお願いしたら、『計りに行ってあげる』と言ってくれたのでした。
結果は
雨どいが集まった比較的値が高かった場所で、5センチ程の土を削り取って新しい土を入れた場所は・・・・・0.3μsvが0.12μsvに下がっていてほぼ3分の一になり、土の天地替えは上々の効果でした。
また、二階ベランダの雨が集まる防水シートの場所は、デッキブラシで水洗いしたのですが・・・・・0.15μsvが0.12μsvとほとんど計測誤差の範囲と思われます。
もともと数回の雨で洗い流され値が低かったため、効果が顕著に出なかったと思われます。
また洗い流したとしても次々に屋根を洗い流した雨が落ちてきて、依然として変わらない値になったのでしょうか?
瓦屋根などは水洗いだけではあまり効果がないと言われています。表面の気孔に放射性物質が取り込まれているからだそうです。
全く手を付けていない雨水ますの内部は、変わらずに高い値でした。しかしその場所を地上高1㍍で図ると0.05μsvで、大気中の普通の値でしたから今後も手を加えません。
肝心の畑ですが・・・実際に収穫したトマトを計ってみました。0.07μsでしたから換算すると概ね500ベクレルほど・・・基準値が正しいかどうかの疑問はありますが・・・基準値内ですから今後も食べる事にしました。
以上が本日の大雑把な確認結果です。土の削り取りはやはり効果が認められましたが、福島から再び流れ出たら元の木阿弥ですから、焦ってやっても意味がないかもしれません。
関東は比較的こんなのんきなスタンスで構えていられますが、値が数段高い福島の皆さんは切実な思いをしていると思います。胸が痛むとともに、原因者のあまりの無責任さに腸が煮えくり返る思いです。
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