ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

鹿島川

源流釣り

夕べ、会の仲間【素人氏】に迎えに来てもらって、今年初めての山釣りに出かけました。最近は手抜きで【アクセスが楽】な所を選んで出かけていました。特に昨年の福島第一原発の人災事故以降は、福島では釣りができませんので・・・福島と反対方向の長野に出かけています。

大町のいつものコンビニに日付が変わった1時30分に到着し、私は安定剤の力を借りて一気に眠りにつきました。もう若くないので・・・寝ないと持たないんです。

4時に目を覚まして鹿島槍ヶ岳登山口の【大谷原】を目指します。鹿島川源流行は此処が起点になるんです。釣り以外でも赤岩尾根を登る方の車が常においてあります。

支度を整えて5時に歩き始めました。目の前に大冷沢(おおつめたさわ)が流れていますが、我々源流釣り師は此処から竿を出すことはありません。橋を渡り、堰堤を越えて、林道を奥まで詰めて・・・そして渡床(としょう・・・水の中を対岸に横断すること)を繰り返して、さらに尾根を越えて、そこから釣り始めるんです。

ですから歩くのが基本・・・『イワナは汗と足で釣れ』と昔から言われるほどです。ですが私も・・・人生に大分くたびれてきたのも事実ですし、相棒が軟弱な【素人氏】ですから今日は手抜きでした。写真はまだ雪が残る後立山の峰々で、手前の流れは大冷沢・・・大谷原のファインビューです。

1㌔も歩くと林道が終わり、此処からは踏み跡も定かではない藪の中に入っていきます。もちろんマムシを踏みつけることだってありますし、クマさんとバッタリ・・・なんてことも過去に何回もあります。そこで我々の必須アイテム・・・爆竹です。


中華街などでおなじみ・・・あのもの凄い破裂音が山中に響き渡り、クマさんやお猿さんに人間が鉄砲を持って来ている事を報せました。

そこからは山菜取りの山人などが森の中に残す目印を頼りに進みます。これを我々は【ナタメ】と呼んでいます。鋭利な鉈の刃でスパッと切り落とされた切り口、これがものすごく重宝するんです。山を徘徊するならこんなルールを、是非知っておいてください。命を救うことがあるかもしれません。

新しい【ナタメ】でしたから、今年山に入った人のものです。放射能が飛んで来たかもしれないのに、我々イワナ釣りも山菜取りも山の恵みを放っておけない習性の持ち主なんです。
さてそれはともかく・・・釣れたんでしょうか? 
釣れても良し、釣れなくても良し・・・なんて気取ってました。素人氏が・・・。結果は明日です。

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