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登山中の事故

百名山・東北

徳島からやってきたホロホロ三世・・・明日は我が家に一番近づきそうで、雲取山登山口の三峰神社付近に出没するとか。明日会いに行って、車の事をいろいろ教わってきます。ソーラーパネルの着け方を相談したいんです。

先日までは一緒に登山を考えていたのですが、飯豊山で無理をして痛めた左ひざの裏側が痛くて・・・今回は登山中止です。

昨日話した危機ですが・・・今回は幸運に恵まれただけで、実際には還らぬ人になっていてもおかしくない状況でした。山では・・・実力以上の事や不確かな事をすれば、当然その報いを受けることになります。

ですから厳しい山行の前には必ず・・・必ず、脚力を付けるための山行を何度もやるんです。それでもなおかつ今回は【紙一重】でしたから、本当に山には危険が付き物です。

一度は右側が切れ落ちた崖の場所を歩いていて、右足を踏み外しました。まだ草むら・・・と思っていたところが、草の下には地面が無かった。直ぐに身体が反応してくれて、事なきを得ました。運よく左手が何かの枝を掴んでいたのでした。

もう一度は・・・大分膝の支持力が無くなってきた梅花皮小屋付近まで戻ってきた時でした。登りの若者が立ち止まって待ってくれていたので、私はちょっと急ぎ足になり注意力も散漫になった時でした。

左足が丸い石に乗り・・・左足が大きくすくわれました。身体は左側の崖側に大きく倒れて行きました。しかし、本来右膝に力が残っていれば、持ちこたえた可能性があります。
左手のストックを突こうとしましたが、左側の崖の傾斜はきつくてストックを確り突けなかったのです。

幸い斜面はきついがお花畑・・・私はお花畑に3メートルも放り投げられ、さらに5㍍も転げ落ちました。自分では解りませんが咄嗟に柔道の受け身を取っていたのでしょうし、ラグビーでタックルされた時に取る防御姿勢も取ったのでしょう。さらには背中のザックが救ってくれたのでしょう。

左側が崖だったら・・・私はここにいない。山ではどんなに注意してもしすぎると言う事はありません。今回も勉強しました。これからも厳しい山行前の鍛錬は絶対に欠かさないと肝に銘じました。

門内小屋で話した男性の単独行ですが、『石転び沢雪渓を登って門内小屋に来た』といいます。ちょっと変だな――と思ったのでした。よくよく聞くと『間違えて登って来た』とのこと。本来は狭い方の雪渓が正しいコースで、梅花皮小屋に向かうのです。

しかしあまりに狭いので広い方にコースを取ったとの事。そしたらどんどん高みに導かれ、気が付いたら『戻るに戻れない状況になっていた。死ぬかもしれないと思った』との事。

小屋管理人の高桑さんが言ってました。『目の前にぴょっこり頭が出てきたのでびっくりした』って。これも事なきを得た例でしたが、山の事故は何時自分が当事者になるか解りません。だから他人の事例を見聞きする事も大切にしているんです。

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