阿蘇山に3時間半も取られましたが、余裕の下山でした。予定通りの・・・。こうなると昨日の無理が活きてきました。この勢いで今日韓国岳を登れば、観光のために丸々余裕の一日を作り出すことができます。
更には明後日は雨の予報が出ており、開聞岳は雨になりそう。それを防ぐためにも今日韓国岳に登りたいと思ったのです。
でも・・・ただ忙しく移動するだけでは芸が無い。韓国岳なんて3時間もあれば登って降りられるのですから、焦る必要はありません。最悪3時から登り始めても、明るいうちに下山が可能です。
えびの高原のICで12時頃だったと思います。途中の白鳥温泉下の湯に浸かりました。えびの高原荘に到着してチェックインをお願いすると『まだできない』と断られました。
渡りに船・・・と私は韓国岳に向かいました。しかし聞いていた話と違って意外に辛い登りが続きます。五合目までで私はヘロヘロになっていました。写真はえびの高原登山口です。
登山口から私にくっ付いて登ってくる男性。50歳ぐらいでしょうか。登山届の欠き方などを聞いてきますので、思いつきで登山しようとしたのでしょう。
早いペースで私を追い越して行っては・・・休んでいる間に私に抜かれ・・・そんなことを3回も繰り返したでしょうか。とうとう五合目にも現れませんでした。帰りもすれ違うことが無かったので、諦めて下山したようです。
プロの登山者と競争していたようですが・・・ペース配分もできないうちに私に挑戦など・・・片腹痛いのです。大体こんな暑い日に水も500cc1本では、どんなに簡単な山でもなめすぎでしょう。
山頂からは新燃岳(しんもえだけ)が良く見えました。本当は縦走したかったのですが、噴火中で登山禁止なのです。韓国岳も昨年の7月から解除されたばかり。
これらの山を総称して【霧島山】と呼び、霧島山が百名山なのです。主峰の新燃岳ではありませんが、韓国に登って霧島山をクリアしました。
それにしても良い山でしょう。九州の山は標高が低いので侮られますが、どうしてどうしてやっぱり百名山に選ばれるだけの素晴らしい魅力に包まれています。花の時季に・・・もう一度来たいなあ~。
韓国岳です。双耳峰に見えますが、真ん中は爆発で吹き飛んでカルデラになっています。
下山時に左肩がものすごく痛み・・・ストックの突き方を間違えて捻ったか? と思ってました。そしてえびの高原荘で夕食の後、私は心臓が苦しくて(発作)フロント前で倒れてしまいました。
狭心症の説明を見ると、前兆として左肩が痛むとか。知っていれば・・・。
洗濯物がまだ乾かず乾燥機の残り時間を、フロント前で待っていたのでした。もし洗濯をしていなかったら部屋に戻ってから発作が起き、一人心細く痛みに耐えたと思うのです。
フロントの人が付きっ切りで介抱してくれました。前から発作はあったのですが、こんなに激しく出たのは初めてでした。とりあえず翌日の山は中止と決め、指宿に移動します。
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