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中坊公平氏の死、ついでに阿蘇山

百名山・九州

今日、尊敬する中坊公平氏が亡くなりました。森永ヒ素ミルク事件の原告弁護団長、香川県豊島(てしま)に産廃を放置された事件の住民弁護に当るなど、常に弱者の立場から法律を見つめてきました。

晩年はバブル時代の付けともいえる債権を回収する【債権回収機構】の社長に就任して、『国民に二次負担はさせられない』として尽力してきました。

しかし検察はこれを良しとしなかったのか・・・半分難癖的に違法回収を見つけ出して、最終的には社会的責任を取って弁護士を廃業する事に追い込まれました。

実に正義の人でした。この人以上に正義の人を私は知りません。思い出すのは・・・・・大企業の顧問弁護士をしていた時代の話です。弱者の立場から活動することは・・・必然的に大企業の利益とは相反することも度々でした。

仕事が無くなり生活は当然苦しくなっていきます。思い余って『いっそ、こんな戦いを辞めて楽な道を選ぼうか』と、父親に相談したことがありました。

その時、父親はたった一言『お前は金持ちになりたくて、弁護士になったのか』
氏は自分が迷ったことを恥じて、なお一層弱者のために尽くしたのでした。

この父親ありて・・・この子あり。合掌

さて今日は・・・ついでに阿蘇山を報告します。
前日祖母山で知り合った若者グループも来るはずですが、高千穂峡で船に乗ってから来ると言うので多分午後になり会えないと思います。

開聞岳で会おうと約束していたのですが、私が体調を崩したので結局会えませんでした。ホームページに来てくれたのでしょうか?

仙酔峡は6時。今日も良い天気です。3日間とにかく好天に恵まれました。今日は登山者も大幅に増える事でしょう。通称バカ尾根の厳しい登りを少しずつ登って行きました。

大分登ったつもりでもやっと中間点でした。ここで前日に祖母山に登ったという親子に会いました。お母さんは毎年国観峠のお地蔵さんに前掛けを作っている方です。お母さんは私より少し年上、息子さんは40歳ぐらいでしょうか。親孝行な息子さんでした。

写真の上部真ん中にある黄色い矢印が中間点のマークです。
2時間要して高岳に立つと、稜線の先に中岳が望め・・・ここで辞めるわけには行かなくなりました。

中岳まで行くと噴火口も見てみたい・・・その一心で注意書きを見落としたようです。ロープウエイの駅周辺で気が付いたのですが、私が歩いたコースは通行止めだったようです。

噴煙を上げる火口です。

私はてっきり【風向きによっては通行止めになり、その時には放送などで知らせてくれる】モノと思い込んでいたのです。大失敗でしたが、事なきを得てホッと一息。

下山はロープウエイの下道を下って、3時間半で駐車場に戻りました。途中、展望台を目指して登ってくる多くの観光客がいました。ミヤマキリシマも阿蘇は他より早いようで、あちこちちらほらと咲いていました。

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