ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

残念な方の死

雑感

今日、東電福島第一原発の事故当時所長だった吉田氏が亡くなられました。本当に・・・無念だったでしょう。もう一度現場に復帰して・・・自分の命を投げ打って原発の安定化に尽力したかったと思います。

その願いは無念にも敵いませんでした。でもね・・・多くの日本人は貴方の勇気をしっかりと胸に刻んでいて、忘れる事は無いでしょう。

時には社長と対立してでも、言わなければならない事を敢然と言い放ちました。事故後の取材でも『メルトダウンで原発の安定化が失われて、これで終わりだと思った』『何度もダメだと思った』などと、勇気をもって発言していました。

東電も多くの事故調も『危険な状態』と一切言っていない段階でですよ。私を会社人に置き換えてみても、とてもその勇気はありません。彼が死を賭して挑んでいたことが良く判ります。

もっともっと生きて・・・原発とはどんなモノなのか・・・安全(?)ならば雇用を生むために稼働して良いモノなのか・・・はたして原発に【安全】なんてあるのか・・・そんな疑問に現場からの声を発信してほしかったなあ。

東電は大嫌いでしたが・・・あなただけは信頼が置ける方でした。どうか安らかにお眠りください。ご苦労様・・・そして人間を信じさせてくれてありがとう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました