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決断のとき

リタイヤ生活

ずーっと捨てられず、迷っていた着物・・・とうとう今日の可燃ごみ収集に出しました。それにしても勿体なくて・・・今さら考えても仕方がないのに・・・まだ残念で。

いつまで取っておいても片付かず、決めなければならないときでした。

着物の勿体なさよりは幾分救われますが、真新しい丹前と丹前下もそれぞれ8着ずつ捨てました。

東北出身の私は小さいころから東京に出てくるまで、布団の内側に丹前をかぶって寝る習慣がありました。

寒い地方ですから寝ていて首が寒く、それを防ぐには身体にまとわり付く丹前が最高です。

東京に出てきて生活習慣は変わったのに、母はそれに思いが至らず・・・『私が寝やすいように』と定期的に丹前を買っては送ってくれたのです。

仕立物が得意だった祖母が縫ってくれた物もあって・・・。

関東では丹前なんて着て寝ません。タオルケットの上に毛布、そして布団という生活になって45年。

折角送ってくれるものをいらないとは言えず、貯まりにたまった丹前も・・・勿体なくて残念。

東北の鄙びた温泉宿では使ってくれそうではありますが、探す手段も思いつかずに捨てる決断。

物の価値を放棄していますが・・・同時に母や祖母の思いも・・・小さいころに沁みついた私の習慣も・・・ひょっとしたら人生観まで放棄したのかもしれません。

ですが・・・どうしようもなくての決断です。

ところで・・・袖を通していない着物もありましたが、一度か二度着たものもあった着物。形見分けで頂いたものも含まれてます。

そんな着物を処分するのに・・・買い取りに行く業者さんはいろんな体験をするんだそうです。

詳しくは言えませんが・・・数珠などを偲ばせて買取に向かうそうです。

そんな話を聞いたので・・・詰め込んだ袋にお塩を入れ、清めてから処分しました。

そう言えば先日見積もりに来てくれた引越し屋さん。契約しなかった方の業者さんですが・・・『沢山ある人形を捨てる』と話したら、『お塩を一緒に入れてください。皆さんそうしてます。』と教えてくれました。

そういうモノなんですかね・・・そんな話をする年代の人ではありませんから・・・びっくり。

プロにはプロの何かがあるんでしょうね。

ところで毎日困っているアメリカシロヒトリ。電話しようにも市役所は休み・・・今日やっと電話しました。

巣から出て散らばってしまってからでは意味がありませんが、とりあえず明日消毒することになりました。

指定管理者として受託している業者がいい加減で、作業の手抜きが原因でしょうね。委託する行政側も監督能力や当事者としての責任感も持ってませんから。

来年は早くから苦情を言います。
                                                                                                                                                     

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