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医は仁術

リタイヤ生活

11月初旬から苦しんだ妻。間違った部位にブロック注射をされると言うあり得ないミス。

これがそもそも苦しみの原因でした。このやぶ医者のせいで10日間無駄に苦しんだのでした。

そんな中で・・・まさに医者はこうあるべき・・・という医者にも助けられて、もう少しまで回復しました。

救急車で運ばれた救急病院で待っていたのは、妻の元主治医。後から先生自身から聞いた話ですが・・・我慢強い奥さんが、こんなに苦しんだ姿を見たことが無い・・・って。

胃・膵臓・脾臓を取った手術でさえ、痛みに耐えた妻でしたから・・・。

そんな姿を見た先生は『理屈ではなく・・・まずこの痛みを止める』と、麻酔の注射ペンタゾシン15ミリを注射。アタラックスP、座薬・・・。

ふつう医者としては治療するためには痛みの原因を調べたい。だから痛んでいる患者にまずは検査を強いるのが普通。

でも先生は理屈ではなく・・・まず痛みを止めてくれたのです。ありとあらゆる薬を使って止めてくれました。

1時間もするとCTが撮れるほどまでに痛みが治まり、そのまま入院し検査・治療になったのでした。

涙が出るほど嬉しかったですね。この先生ならではの対応でした。この先生がここに居て文字通り【たすけられました】

患者を苦しみから救わないで何が医者か・・・と言いたい医者が多い中で。

実際、数日前にも救急車で運ばれた時の医者は・・・座薬しか使うことができない・・・って。

専門が違うとしても・・・当直をしている以上は対応できる能力を身に着けるべきでしょう。

リスクを冒したくないので、患者の苦しみは見ない・・・では患者は地獄です。

ドクターがペンタゾシンを使うと判断さえしてくれれば、実際注射するのは看護師さんですから。

学校で勉強した知識を活かすだけなのに・・・使うと判断できないのです。勿論、簡単に使っていい薬ではないですが、あれだけの苦しみをどのように診たのでしょう?

もう一人、感動的なドクターに会いました。

入院して二日目は初めてブロック注射の日でした。感動・・・はこの時に受けたドクターの優しい心でした。

麻酔科の先生です。痛みに苦しみながらストレッチャーで運ばれてきた妻。

看護師さんが診察用のベットに妻を移動しようとすると・・・こんなに痛がっているんだからこのままで良い・・・とストレッチャーの上でブロック注射をしてくれたのでした。

痛みに苦しんでいた妻、それを見続けていた私には・・・たったこれだけの事が本当に救いだったのです。

臨機応変に対応できない・・・形にこだわる人間が多い中で・・・どんなに苦しんでいても何の疑問も持たずにベッドを移動させようとする看護師。

少しでも患者の苦しみを低減させると考えられる人間。これがこの麻酔科の先生でした。

この話を妻の元主治医に話すと・・・元主治医曰く・・・当病院の良心のような先生だ。

いえいえ・・・それは貴方もですから。

こんなに苦しんだ今回の妻の病・・・そんな中で本当に人間として尊敬できる二人のドクターでした。

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