私なんかもそうですが・・・プライバシーが保てない体育館の共同生活よりは、車の中の方が遥かに快適・・・なんて安易に考えています。
今回の熊本では関連死で既に10人以上の方が、亡くなられているそうです。確実にエコノミークラス症候群と判断できる人が相当いるとか。
勿論助かった方も含めると50人近い人が、病院に運ばれているようです。
実は私もこの症状で生死の境を綱渡りしたことがあります。
ムリな登山計画で・・・一日に2座に登頂したり、連続して車中泊したり。
そんな事を三日ほど続けて4日目に発作を起こしました。
意識ははっきりしているのに、呼吸・動悸がはげしく冷や汗が体中から噴き出して・・・。
たまたまホテルのフロントの前で発作を起こしたのが、結果としては良かった・・・部屋に戻ってからの発作だったら・・・一人では何もできなかったでしょう。
自分自身でどうにもならない恐怖の体験は、いまだに脳裏から離れません。
私は中越震災で話題になった時点から知っていて、それなりに意識はありました。
しかしこの程度で・・・とか、まさか自分が・・・という甘えた考えがあったのは事実でした。
それからは注意して車中泊を止める様にしています。キャンピングカー以外では、それ以降一回も寝ていません。
今回妻のヘルニアでもこの事が病院からしつこく言われました。そして少しきつめのハイソックスを着用させられました。
この病気・・・同じ姿勢を続けたりすることによって脚などに血栓ができ、それが肺などに運ばれて血管に詰まって症状が現われます。
詰まった時は遅い・・・あぶない状態になります。
ふくらはぎの奥でできやすいと言われていますから、先ほどのハイソックスが出てくるわけです。
入院患者はほぼ強制的に着用させられます。が避難されている方は自分で対策するしかないのですが、血栓防止のハイソックスを2足購入して、備蓄品に入れておくのも良いアイデアと思います。
また避難所で自主的にラジオ体操が始まったと報道されてましたが、2日目あたりから誰かが先導してやられたらよかったですね。
そして簡単にできるのは、ふくらはぎをマッサージするのも効果があるそうです。
一日も早く、避難されている皆さんがプライバシーを保てて、ゆっくり過ごせる環境に移動できるように・・・エコノミック症候群の犠牲になる方がこれ以上出ませんように。
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