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谷川岳 Ⅲ

百名山・上信越

あの険しい岩場をヨロヨロしながら下る年寄を、みんな心配で仕方なかったのではないでしょうか?

中には下で待っている若者が、手を差し出してくれる時もありました。

自分でも何が原因でこんな状態なのか・・・悩んでいます。

加齢によるものなのか・・・それとも身体の何処かに欠陥があるのか・・・とにかくバランスを崩して転びやすくなったんです。

ラクダの背と言うところにコブのように三つの岩場が出てきます。

ここさえ越えれば西黒尾根は普通の下りになるんです。

と言ってもそんな大変な所ではなく、確り鎖も着いてます。

3か所で合計5本(?)の鎖を上り下りするんですけど・・・。

ラクダの背で休んでいると、年配のご夫婦が話しかけてきて。

奥さんが懺悔岩付近で足を岩の隙間に挟んで、前のめりに転んだそうです。

向う脛は内出血で紫に変色し、擦り傷も沢山ありました。

昨年、我が妻も福井旅行中に足をコンクリートの隙間に挟んで転倒してましたから、状況は解ります。

上体は前に行くのですが、脚を前に出せないのです。転ぶしかないですね!

コースについてどれぐらい厳しいかを聞かれて、この先に鎖場がありますと教えたのですが。

私はラクダのコブを総称して1か所と言ったつもりが、奥さんは鎖を1本下るだけと思ったらしくて・・・。

コブを過ぎてから「何本もあった!」とクレームぽく言われました。

写真のラクダの背の背後には本来谷川岳が写るのですが、ガスの中でした。

1本目の鎖を見てましたが、奥さん、鎖に慣れていないようです。

何より必要以上に怖がってますから、余計に身体を岩に寄せますのでますます足元が見えません。

ちょっと上体を岩から離すと、足元が良く見えるようになるんですけど。

仕方なく全部の鎖に付き合ってあげました。

よくよく話を聴くと・・・ご夫婦でこれから百名山に挑もうと相談しているとか。

怖がるのも無理はないです。

でもここで怖がっていたら50名山ぐらいしか登れないでしょうね。

アルプスはみんな岩の山ですからね。

鎖ってどういうものか・・・と言うと、こんな感じです。

慣れて来るとむしろ掴まるものがあって、安全なんですけどね。

慣れない奥さん、これを下るのに5分はかかってました。

ヨロヨロ歩いている割には・・・私がこの鎖を下るのに5秒はかかりません。

私も高所恐怖症ですけど・・・慣れですよ! 慣れ。

何とか無事にロープウエイ駐車場にたどり着きました。足は筋肉痛です。

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