道の駅で知り合った高崎の人が教えてくれて・・・キトラ古墳の壁画を公開していると知りました。
急きょ見学することにしましたが、ネットで調べると事前予約制と有ります。
当たって砕けろ・・・で翌朝、一番で行って見ました。
そしたら朝一番の組は予約が入っておらず、予約していない人が私たち夫婦を含めて4人だけ。
次の会には団体のバスが数台入っていて・・・ラッキーでした。
古墳の中に入って見るのかな?と思っていたら、壁画は平成になって取り外されていて空調管理の行き届いた部屋に展示され、ガラス越しの見学でした。
一組が15分だけの見学で、壁画と天文図などを理解するのですから忙しい。
時間を過ぎると次の組の見学になるのです。
これを見た日のブログでも記述しましたが、今回公開の白虎≪びゃっこ≫は、お腹のあたりが退化していて鮮明ではありません。
4つの方向に玄武とは黒色を意味し方角は北で≪亀≫、朱雀は赤色で方角は南で≪クジャク≫、青竜は青色で方角は東で≪竜≫が描かれていて、白虎は西の方角の壁画です。
相撲などで御承知と思いますが、方角を「色」で表します。
青房とか白房とか・・・あれです。
見学した日のブログに、『青春』の謂れの薀蓄を書きました。
4回見に行くとすべてを見る事が出来ますが、奈良に4回は不可能です。
一つだけでも観る事が出来て良かったです。
キトラ古墳は7世紀から8世紀のものと言われ、壁画と併せて石室からは男性の人骨も発掘されています。
壁画は四神のほかに12体の獣頭人身も描かれていますが、判別できているのは6体のみ。
これもかなり色が退化していました。
勿論国宝に指定されています。
そして中国式の天文図も上の部分に描かれていて、この時代に宇宙の解明がすすんでいたのが驚きです。
赤道や黄道も示されているモノとしては、世界最古の天文図だそうです。
歴史にはあまり詳しくなく通り一遍の知識だけしかありませんが、一度見て置いて良かった。
この付近には高松塚古墳や飛鳥寺、丸山古墳など・・・史蹟の宝庫。もう一度来ないといけませんね。
今回残した薬師寺・興福寺・唐招提寺・春日大社などを見学に着ますから、併せて訪ねたいと思います。
整備後のキトラ古墳。壁画は撮影禁止で写真のアップはできません。
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