新しい年になって初めて都会に出かけました。
オミクロン株がパンデミックになる寸前だと思うので、今しかないとの判断。
在宅ワークが進んでいるのか、私が乗った電車が通勤時間帯ではないからなのか・・・空いてます。
デルタ株は空いていればそれほど心配なかったのですが、果たしてオミクロンはどうなんでしょう。
徹底してアルコール消毒と次亜水の散布、マスクは二重です。
戻って家に入るときは頭から・・・着ていた衣服まで、徹底して次亜水を噴霧します。
手指もアルコール消毒するまでは、顔に触れたりは絶対にしませんから・・・。
用事が済むと1時でしたが、もう一つ目的があって・・・デパートの画廊での竹久夢二版画展。
表から混雑具合を確認すると、客は一人もいませんでした。
それは良かったのですが・・・展示されていたのはほとんどが【復刻版】。
版権を持っている出版社や画廊が、遺族などの了承を得て発行したもので、ほとんどコピーに近いもので芸術的価値はあまりない・・・私の私見。
逆にオリジナルに忠実だと言う意見もありますが・・・。
それだったら先日の私のように、カレンダーを切り抜いて額に入れても・・・楽しめます。
復刻版はデジタル技術の賜物で、昔のように画家本人彫ったり、彫り師が彫ったり、摺師が刷ったりしたものではありません。
何より心配なのは【AP】と表示して何枚でも作成できること。
実際に何枚作られているか判断できないので、資産価値はゼロに等しい。
だから飾って楽しむと割り切れることが必要です。
APとはそもそもアーチスト自身が保管する分や、お世話になった方へのお礼として10枚程度刷られるものです。
版画と言えば枠外に300分の何番というような表示に思い当たるでしょう。
これは製作された枚数を意味していて、この作品はそのうちの何番目・・・と言う意味です。
その300枚以外に製作されるものです。
が、今は枚数を分からなくするために、APやEPという表示が利用されています。
今日の展示は【復刻版】と表示してあり・・・また復刻版で何枚作って何枚目だ・・・と表示してありました。
さすがデパートに出入りする画廊で信頼できます。
50点ぐらい展示されている中で、オリジナルの版画も数枚ありましたけど。
復刻版が数万円なのに対して、オリジナルは150万とか・・・途方もない価格です。
デパートの画廊って・・・美術館のように入館料がいらなくて・・・お勧めです。
コメント