私たち夫婦は2010年代に、日本橋から京都の三条大橋まで歩いたことがあります。
日程としては現役と言うこともあって、当然土日を利用するような旅でした。
都合43回で60日以上を要しました。
間で骨折して歩けない年があったりで、7年かかりました。
一応目的を遂げるためにゴールをしましたが、まだまだ辞めたくない・・・続けて歩いていたい・・・。
嬉しいはずのゴールが、逆に寂しい思いがあったのを覚えています。
いま毎日の歩きですが、目的がないと暑くていやだとか寒くていやだとか、腰が痛いだのと辞めてしまいそう。
そこで考えたのが過去の中山道歩きになぞらえて、毎日進んだ距離を表にしているんです。
今週、中山道約540キロの内の350キロを踏破しました。
簡単にいうと月に50キロを歩かないと、京都三条大橋に大晦日までに到着できません。
7月末に350㌔だったら良いペースと言えますが、1週間ほどノルマから遅れています。
中山道、日本橋から350キロと言うと、恵那市付近で宿場で言うと【大湫(おおくて)宿】付近です。
元々中山道は【山街道】ですが、この付近は中山道三大難所と言えると思います。
碓氷峠、和田峠、そしてこの十三峠と私は思っています。
碓氷峠は当然軽井沢へ超える峠ですし、和田峠は諏訪に超える峠。
そしてこの十三峠ですが、恵那市になると思いますが、国道からもJRからも離れた隔絶された世界。
運がいいのか悪いのか・・・そのせいで開発の手から逃れて、いまだに宿場として保存されています。
こんな歩きこそ中山道歩きの神髄と思えるように、寂しい峠が名前の通り十三も続きます。
が、実際には【十三峠と隠れの七つ】と言われて、峠が大小20個も連なります。
かつては宿場として栄えた大湫宿も、JRが通ってからは街道を歩く人もなく、現在はバス路線も無くなりました。
だから中山道を歩いた人は駅までタクシーで行くことになります。
宿場に到着する時間を計算して、峠道の途中でタクシーを呼ぶようです。
私たちは自転車を押して20以上の峠を越えて、山の上の大湫宿からはJR釜戸駅まで自転車で。
標高の高い大湫宿から釜戸駅までは、一度もペダルをこぐことがありませんでした。
釜戸駅の駐輪場に自転車を預け、電車で戻ってキャンピングカーを回収。
そして大湫宿に残した妻を拾って、釜戸駅でも自転車を回収・・・こんなことを繰り返して京都までたどり着いたのでした。
中山道を歩いた記録はホームページにアップしてあります。
それを読み返しては、途切れそうな気持を繋いでいるんです。
毎朝、変化のない同じコースを歩いていますから、何とかモチベーションを維持する策略です。
それにしても実際の中山道ウオークは、夫婦にとってものすごく貴重な体験でした。
車で通りすぎては気づかない風景や史跡に触れ・・・。
暮らしている人々とのふれあい・・・。
そして夫婦の絆を確固たるものにした7年でした。
60歳代で夫婦の絆を確固たるものにした・・・と、言うのも情けない話ではあります。


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