西篭ノ塔山から再び東篭ノ塔山に戻ったとき、どのコースで高峰温泉に行くか迷いました。と言うのも今日この一座を選んだのは、温泉と言う付加価値があったからなんです。これまで高峰温泉は数回訪れていましたが、入ったことがありませんでしたから『今日がチャンスだ』とっ思ったのです。
2時には外来入浴がおしまいになりますから、計算して歩かなければなりませんでした。過去に僅か5分過ぎた程度でも、断わられた事がありました。以外に【秘湯を守る会】の対応は硬くて・・・好きになれません。しかし今日こそは時間的には余裕がありそうでしたので、遠回りになるのを承知で池の平に下りました。
湿原に咲く花が楽しみでしたがヤナギラン・リンドウが中心と言うので、あえて湿原には入らずに高峰温泉に向いました。林道のゲートを過ぎたあたりは、ハクサンフウロ群生しています。高峰山だけが花の百名山と断わる必要は全くなく、この高原一帯がさながら花の海なのです。雪解け時期の花やシャクナゲの時期など、それぞれに花を楽しむことが出来るに違いありません。
大分高峰温泉に近づいたところで【アサギマダラ風】が何匹も乱舞していました。写真では模様がイマイチハッキリしませんが、多分・・・アサギマダラ。
長年楽しみにしていた高峰温泉ですが、13時前に余裕で到着しました。【ランプの宿】としての風情が受けているのかもしれませんが・・・私としては高い評価をする事が出来ません。肝心のランプの湯は浴槽が小さく、4人も浸かると鮨詰め状態です。
お湯も循環で・・・加温している温泉としては、掛け流しはやっぱりきついですよね。
でも過去に経験ありますが、名もない温泉で加温しながら掛け流しに拘っている宿もありますから・・・それに比較したら高い評価は無理です。
そして登山者が下山後に車で押しかけていますので・・・【秘湯】と言われてもネ。
期待を裏切られた温泉以外は、選択して良かった満足の山行でした。一人で出かけて楽しんで来ましたから・・・妻に申し訳ないような気持ちが胸に残っています。懺悔。
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