僅か4日間でしたが縄文杉を除いては、屋久島の見たいもの全てを見聞きしたと思います。数日にわたってご報告しましたが、今日で最終です。
屋久島へのアクセスは鹿児島や福岡からの飛行機と鹿児島や指宿を出発して、種子島を経由するか直接屋久島に向かう高速船【トッピー】があります。
今回の旅では天候の影響もあって、どちらも経験できました。がっ・・・そのどっちも怖いんです。離島としては仕方のない事だとは思いますが、陸地に足がついていないと不安な私には向かない場所でした。百名山の目的が無かったら、行く事は無かったとも思います。
鹿児島から屋久島に向かう飛行機・・・搭乗開始して気が付いたのですが、何か頼りがいのないプロペラ機でした。まさかとは思っていましたが、目の前の現実になるとビビりまくり。
しかも機体が極端に古いタイプ。灰皿が付いていること自体旧型。そして定員が35人乗りでキャビンアテンダントは一人。こんな飛行機は初めての経験ですから・・・。
何とか30分間飛び続けてくれるように祈るしか、私にできる事はありませんでした。本当に危険なら乗員も会社を辞めるだろうから・・・『乗員が乗り続けているということは安全なんだ』と思うことにしました。
飛ぶ前に・・・天候次第で屋久島に引き返す・・・ことが条件になっていましたから、無事に着陸した時は機内から安堵のため息がもれました。島影が見えたと思ったらいきなり着陸態勢で、不安がる時間もない程あっけないものでした。
着陸してやっと飛行機が停止できた場所は、もう滑走路が途切れる場所で・・・とにかく滑走路が短くて、あれじゃジェット機は無理でしょう。
隣の席は屋久島出身で帰省する若い女性でしたが、私があまりに不安がるのを可哀そうに思ってか・・・大丈夫ですよ!・・・って声をかけ続けてくれました。
着陸してみると・・・大の大人が流石に恥ずかしく・・・お礼を言ってそそくさと退散しました。写真は35人乗りのプロペラ機と隣の女性です。
屋久島空港です。
帰りは飛行機が完全に欠航で、空港から宮之浦の港に向かいました。高速船トッピーで鹿児島に向かいました。船酔いを心配したのですが、4mの波では船酔いしないことが解りました。
何せ北海道にフェリーで向かうのですから、2時間の乗船で酔ってはいられないのです。それでも波のうねりが窓より高くなると不安でしたね。
船長はハンドルを操作して波を避けて進むのですが、それでも船底を波が強い勢いで打ち付けます。
ババァーン・・・ババァーン・・・と船底から音がすると、船が壊れないかと身を固くして耐えていました。流石に錦江湾に入ると波は落ち着き・・・ホッと胸を撫で下ろしました。
気が付いたら物凄い肩こりになってました。そろそろ湾内にさしかかった場所です。
長い事屋久島観光にお付き合いただいて、ありがとうございました。
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