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北海道百名山の旅 Ⅱ

登山(百名山以外の山)

礼文島に移動する朝も、4時前にはカラスに起こされてました。このキャンプ場のメリットは目覚ましアラームのセットし忘れが無い事。

6時には食事が終わり、テントをたたんで・・・この日利尻岳に登る人たちを憐れみながら見送ってました。暑くて・・・おまけに辛い登り・・・可愛そうにって。

この日は【日本丸】が寄港する日で、タクシーは予約で一杯とか。9時半のフェリーに間に合えば良いのに・・・7時半には迎えに来られて。フェリー乗り場には早く着きすぎでした。

利尻・礼文に来たらやっぱり一度は馬糞ウニを口にしないと・・・さりとて朝ごはんを食べたばかりで沢山の量は入らない。

フェリー乗り場の向かい側の食堂は3.500円も出して、ウニはちょこっとしか乗っていないとか。そんな話も聞こえていたので、ウニ丼を注文するには勇気がいります。

バンガローに泊っていた数組のご夫婦が到着した日に食べて・・・その結果をあちこちで話していますから、瞬く間に旅人の間に伝わってました。

でも・・・馬糞ウニなんてその日その日の時価ですから、少ない日もあれば多い日があって当然。

けちけち旅の私は初めっからそんなものを注文する気はなく・・・でも馬糞ウニの体験もしたい・・・と思っていたら、フェリー乗り場の食堂で【お試し丼】と銘打った素晴らしい企画が。

早速それを頼んで・・・ほっぺが落ちそうでした。朝ごはんを食べた後で・・・このぐらいの量がちょうど良かったんです。価格は驚きの・・・ワンコイン、500円。ケチな私が思わず注文してしまう価格。

40分程フェリーに乗ると礼文島に到着。予定通りバスで礼文岳登山口に向かいました。

礼文岳は百名山ではないのですが・・・花の百名山【礼文島】の背骨。とりあえず登って置くことにしました。時間としては私の足で上りが1時間15分、下りが45分程度。
残念ながらガスで眺望はイマイチでした。

山頂からは翌日通るはずだった、島の反対側の魚港が見えていました。

標高は低いもののたおやかな尾根を備えた立派な容姿の山です。

下山後、H氏と私は再びバスで久種湖野営場に移動してテントを設営。下が芝生で快適なキャンプ場でした。しかしここでもカラスが一番・・・連鎖の頂点で幅を利かしてました。

うっかりテントの中に食べ物のビニール袋などが見えると、くちばしでテントを破かれるそうですから侮れない。

設営が終わると・・・二人は地の魚を食べに行こうと言うことになって・・・20分ほど歩いて商店街(?)に。それにしてもやっぱり田舎で、探しても居酒屋なんて見つかりません。

一旦は諦めて漁協のスーパーで魚でも買って、キャンプ場で焼いて食べる案も出ました。

あっちこち居酒屋の場所を聞きまわり、やっと見つけた居酒屋が最悪(?)

あいはら・・・という肉屋さんのやってる居酒屋ですから、本来は焼きトンで一杯なんですが、二人は魚が食べたくて・・・。

愛想のない店主と交渉する事30分。何とか交渉が成立して席に座る事ができました。

入ってみるとお客さんがすでに一杯やっているのに・・・私達二人は交渉しても座る事ができず・・・何なんだろうと思っていると。

漁協のスーパーでレジをやっている奥さんが戻ってくるまで、愛想のない旦那が繋いでいるだけだったのです。

旦那が奥さんに電話して『帰ってくるときに漁協から魚持って来い』とっ。そして隣で飲んでいた客の金子さんは漁師で『今日上がったホッキガイを持って来てやる』とっ。

奥さんが帰ってくるまで・・・すきっ腹にジョッキで3杯もビールが入りました。腹が減って目が回って・・・やっと奥さんが戻ってきても、調理が終わるのにさらに1時間。

魚が良かったのか・・・それとも腹がすき過ぎて魚が美味く感じたのか・・・未だに考えています。この日は沢山教わりました。ホッケは皮が一番美味い。ボタンエビは尻尾のカラも食べる。

大きい魚が奥さんが漁協から持ってきたホッケ、そして左側はエビ。ホッケの隣の黄色いブツは上がムラサキウニと下がウニの一夜漬け。勿論費用の関係でムラサキウニです。

真ん中の白っぽいものは、金子さんが我々に持って来てくれたホッキとホタテです。

奥さんが魚を2枚持ち帰ろうとすると『オヤジ二人組がお客だ』とみんな知っていたそうですから驚きます。狭い町では居酒屋を探すと有名人並みに所在が知れ渡ります。

相場が判らないので高い安いはコメントできませんが、けちけち旅をしている私にとっては目が飛び出る価格でした。ムラサキウニにしておいて正解でした。

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