一緒に山に行くはずだった先生からメールが。土日で実家のJ市に行ってきたそうです。
そしたら水は実家の建物の寸前まで来たそうですが、建物が水に浸かることは無かったそうです。
周り中が大変な時に、何とも不幸中の幸い・・・でしょうが、こんな時は喜んでいられませんよね。
それにしても・・・良かった良かった。ボランティアで来てくれた人に声をかけて、あれこれ話すと・・・何と井川の人だったそうです。
井川とは静岡市の葵区井川・・・南アルプス南部の登山口、畑薙ダムのところなんです。
今回二人が行こうとしていた場所ですから、縁は異なものですね。
相棒からも書き込みがあり、スペインで有名な・・・あの牛に追いかけられる祭りにちょうど運よく当たったとか。
祭りに参加して牛に追いかけられたそうです。残念な事に・・・もう少しで・・・と言うところで助かってしまったらしい。
とにかく悪運が強い男です。ものおじせずに一人でスペインまで出かけるのですから、その点は素晴らしい行動力と判断力。心臓に毛が生えているでしょう。
さて槍ヶ岳。
最初の日は・・・楽勝で小屋まで行ける・・・と思っていたのに、播隆(ばんりゅう)窟を過ぎたあたりから途端に呼吸が苦しくなって。
播隆(ばんりゅう)窟とは槍ケ岳を開山した播隆上人を祭った祠です。前回は遭難者が出てここから走って槍ケ岳を登りました。元気だったんですよ~!
この上人の史話は、新田次郎氏の【槍ケ岳開山】という小説で知る事ができます。
一度読まれることをお勧めします。何のために生きるか・・・なんて事も問われているかも。
山も槍ヶ岳もよ~く理解はしてますが・・・しかし寄る年波には逆らえず、今回は足が進んでくれません。ここから槍岳山荘まで2時間ほどかかりました。
この段階での槍ケ岳はガスに巻かれてました。
これが昨日アップした写真になるのですが、ヘロヘロでとてもあぶなくて登れませんでした。
翌朝、誰も登らないうちに登頂することにして、この日は好きなビールも止めて静かにしてました。
1本だけはのみました・・・けど、酔いが普通以上に回って、心臓の鼓動も早まりちょっと不安になるほどでした。
がっ、発作はありませんでした。
小屋は南館がいっぱいになるほどの宿泊者だったのですが、隣の布団の人を『空いているスペースの布団に行った方が良く眠れるよ』とけしかけて・・・追い払いました。
隣が空いたので・・・私は小屋泊まりでは珍しく眠れました。これが翌日の大激走の源になったのでした。
翌日は槍に登って・・・大喰岳・中岳・南岳・天狗池と回って2時半に上高地に下山です。
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