テレビで昭和40年代に起きたヒグマ事件の検証をやってました。
予告を見た時からこの放送は、何としても見たいと。
事件について少しふれると、福岡大のワンダーフォーゲルが5人のパーティで日高山脈の芽室岳からペテガリ岳の縦走に挑みます。
そして縦走コースのほぼ中間地点のカムイエクウチカウシ山付近で事件は起き、3人の尊い命が失われたと言う有名な事件です。
カムイエク・・・と言えば今年ホロホロが奥さんと登頂した山です。しかもただ登頂したわけではなく、長いコースのために山中で2泊したという怖ーい山行でした。
2年ほど前、私も20㍍ぐらいの位置でヒグマと遭遇してますから、北海道の山の怖さは十分理解してます。
しかも山行の前にこの事件の内容をしっかり把握していましたので、怖さは余計に増幅されたのでした。
ホロホロと奥さんの度胸には驚かされます。
私はとても二人だけでは、ヒグマの巣窟のような場所に入る事が出来ないと思います。
テレビを見ていた妻が・・・ポツンと・・・何度も下山するチャンスがあったのにね・・・と感想を述べてました。
山のことなど・・・無論ヒグマのことなど何も知らないのに・・・素人なりの思いだったと思います。
この議論をすると死者を冒涜することになりかねませんので、これ以上のコメントはしません。
いずれにしても・・・北海道の山は怖い・・・と言う話です。放送された意義はこんな事件が2度と起きないように・・・と言う意味でしょう。
話は変わりますが・・・最近北海道の山にはある危険なウイルスを持ったダニが生息していて、刺される人が増えています。
ホロホロの奥さんも2年ほど前に日高山脈の山で刺されて、通院して治療していました。命に別状はなかったのですが、かなり大変だったようです。
そして今年、ついにこのダニに刺されて初めての死者が出ました。ダニと侮るなかれ・・・です。
確かに北海道の山は危険だらけで・・・でも、それでも挑みたい魅力にあふれてます。
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