とにかくすごい雪でした。これほど降ったとは・・・甘く見てました。
入山するのがためらわれましたが、やめようと言う人ではありません。
覚悟を決めて身支度を整えました。
それにしても雪漕ぎをするのにスパッツはなく、長靴に雪が入りました。
毛糸の帽子も持ってなくて耳が冷たく、防寒・防水の手袋ではなくて手がかじかむ。
1時間登って、1時間探して、1時間でくだって・・・4時に下山しました。
写真はキノコの私の師匠「渓流マン氏」です。
大げさな部分の写真ではなく、ほとんどこんな状態でむしろ吹き溜まりの個所は80センチぐらい積もった雪のラッセルでした。
確り耳をガードしたニット帽に防寒手袋をまとってます。卑怯でしょう!
雪が積もっていると言うことは、倒木に着いたキノコの発見はほとんど不可能。
立ち枯れの木を目標にします。
時期が遅すぎたので、発見はほとんど不可能でした。
たまにこんなのがありますが、腐っていて食べようとは思えない状態です。
左がムキタケで右の2個がナメコです。実際には3個ですけど。
夜は河原にテントを張って宴会でした。
人いきれと調理の熱でテント内の温度が上がった反面、外は氷点下の冷え込みでテントは結露の水滴。
日付が変わる頃にはテント内も気温が低下。
テントのファスナーが凍ってしまったほど。
夜中にトイレに行きたい私は、ファスナーが開けられず大慌てでした。
夜中も寝ていて寒い寒い。極寒用の寝袋ではないので、寝ていて近体を固くしていたために肩こりですし、またしても鼻かぜをひいてきました。
2日目も場所を変えて入山。前日よりは幾分積雪が少ないやまでした。
結局は無駄足に終わりました。
もともとダメもとでの挑戦でしたが、大雪は計算違いでした。
まさかこれほど降っていたとは。
それにしても大雪の中、河原にテントを張ってファスナーが凍って出られなくなるほどの極寒の中で。
貴方はキノコ採りしたいですか?
この病気に侵されると死ぬまで直らないでしょうね。
こんな男に誰がしたんだ…恨み言の一つも云いたい気分です。
ましてや私は・・・父からの遺言でキノコ採りは禁止と厳命されてました。
ロシヤ抑留中の食べ物が無い中で、ひもじさに背に腹は代えられずに食べたキノコで中毒。
生死の境を彷徨ったからの金言でしたが・・・。
前回で今シーズンのキノコは終了と思っていたのに、ダメもとでの今回の山行。
これで未練なく終わりにできます。例年より遅かった・・・おそらくは根雪に引導を渡されました。
2日目の一コマです。
コメント