ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

百高山-58. 東天井岳

混雑連休はマイナーな山へ【横通岳・東天井岳】

メ モ
登頂日 2012/09/15(金)
天 候 晴れ時々小雨、ガス
標 高 2,767㍍・2,814㍍
登山口 ヒエ平常念岳登山口
同行者 単独
温 泉 なし

タイム
場所・地点 往路 (着) 往路 (発) 復路 (着) 復路 (発)
冷沢小屋手前の駐車場 : 6:45 16:50 :
ヒエ平登山口 7:00 7:05 16:30 16:35
最後の水場 9:20 9:25 14:20 14:25
常念乗越 10:10 10:20 13:40 13:55
横通岳 11:10 11:20 : :
東天井岳 12:10 : : 12:20
所要時間 登り
3:40
下り
2:35

平田影郎

スマホやPCの横幅変化に対応して表示できます!


混雑する連休は小屋泊りを必要としない山行計画。とりわけこの峰々を選択したのは【百高山】の残りを減らすために他ならない。

7時前にヒエ平登山口に到着したが、駐車場は既に満車。仕方なく路駐にする。帰りに確認すると路駐は登山口から2キロ以上の場所にまで車があった。駐車場所から登山口まで20分ほど歩く。トイレを使ってから出発した。

前回は登山口までの間に猿が・・・気味が悪いほど集っていたが、今回は登山者が多いせいなのか見かける事はなかった。

ヒエ平登山口は次から次に登山者がやってくる
ヒエ平登山口は次から次に登山者がやってくる

休憩を入れずに歩き続けたお陰で、乗越まで3時間で到着できた。途中数十人を追い抜く。しかし一人の山ガールに追い越された。

登山者は抜いても抜いても目の前に現れる。現れると・・・抜いてしまう習性があるようだ。

滑って転んで身体中を擦りむいた
定期的にこんなベンチが用意されている登山道

乗越到着時は青空の方が広い面積を有していた。しかし常念小屋越に望む北穂高岳や南岳は、山頂を雲が隠していて全く迫力に欠ける大キレット。本来なら恐怖感が湧いてくるようなアップダウンだが、今日は初めての人ではあそこが大キレットだと判別できそうにないほどだ。

乗越からは目の前に立ちふさがる常念岳に向かう人がほとんどで大行列。一方私が向かう反対方向は、ポツリポツリしかいない。

登山口から常念乗越まで3時間
北穂高岳は雲の中、迫力のない大キレット、
そして常念小屋

手前のピークを30分ほどで登りきると、横通岳の稜線を外れたルートと稜線に登って行くルートが現れる。その右手のルートを10分程かけて登って行くと、ケルン状に石を積んだ山頂だ。山頂標は無いが三角点が設置されている。風が強く長袖シャツを着る。常念岳の安曇野側はガスに巻かれていた。

次は東天井岳に向かう。あわよくば大天井岳までをピストンしたい。横通岳を振り返ると数人の登山者がいたが・・・やはり【百高山挑戦】の方なのか?

横通岳山頂の三角点とガスが巻く常念岳
稜線上にはルートがなく踏み跡を辿って東天井岳へ

1時間ほどで東天井岳への分岐。正式な山頂へのルートは無いが、斜面を5分ほど登ると、やはり山頂標の無い山頂だ。ピークはちょうどケルンの様に岩が積れた形になっている。写真を写すとその後方に大天井岳の尖がりが、ガスの中に僅かに見えていた。

横通岳から一緒に歩いてきたご夫婦は大天井岳に向かい、私は常念乗越に戻る。

稜線から外れてルートが続く【横通岳】、
後方は常念
岩の東天井山頂とガスに隠れた大天井岳

この時季まで懸命に残ったコマクサが一輪。ちょっと腐りかけてはいたが、愛らしくて・・・写真を撮る。また秋を感じさせるナナカマドなどの紅葉をあちこちに。

僅かに残ったコマクサ、
この時季になると哀れ
既に始まっている秋

横通岳(よことおしだけ)・・・確かに登山者は横を通りぬけていく。そんな命名だったのだろうか?

帰路に横通岳を振り返ると・・・
確かに登山者が横を通って行く
秋・・・見つけた

横通岳まで戻ると涸沢カールまでが雲に包まれそうになっていた。そしてポツリポツリと雨が落ちだした。運よくこれ以上強くはならず・・・しかし、下山するまでに2・3度繰り返された。小屋を見下ろす位置まで戻ると、テン場には花が咲いたようにカラフルなテントが設置されていた。今日の登山者はものすごい事になっているようで、小屋の混雑は恐ろしいほどだろう。

だから泊を必要としない山行にしたのだが・・・大正解。

14時に下山を開始するが登ってくる人は切れる事が無い。次から次・・・16時までは登りの人とすれ違った。今晩小屋ではどんなふうに寝るのだろうか?

駐車場に戻る途中、やはりヒエ平付近では猿が徘徊していた。ここの数は半端ではないのに・・・朝、見かけなくて不思議に感じていたが・・・やはり居たか!

穂高連峰と涸沢カール
相変わらず霧に巻かれる常念岳
タイトルとURLをコピーしました