赤城山-2. 鈴ケ岳 - 鍬柄山 - 見晴山
一気に九座赤城山(1)
平田影郎
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榛名にも少々飽きてきて目先を変える意味で赤城に転進する。飽きたというよりは何か物足りなくて、気持ちが萎えてしまった。取り返すには「赤城1,300㍍峰13座」の内の残り11座を一日でやっつける。
7時、新坂峠の駐車場を出発する。牧場の柵に沿って登り始め、樹林帯を進む。登山道は下草が綺麗に手入れされ、非常に歩きやすい。道端にはツツジの木が多く見られ、時季にはきっと素晴らしい道になるだろう。ほんの一登りで鍬柄山である。大沼が眼下に広がる。一旦岩場を下り登り返す前に峠で休憩を取った。ここまで一時間である。
いよいよ鈴が岳に取り付くも思ったほどの厳しさは無く、僅か20分で山頂に飛び出した。この調子で廻れば今日中に赤城は完登できる。10分ほどの休憩で折り返す。途中、昭和村の方が登ってこられた。70年間毎日仰ぎ見ていたのに一遍も登ったことが無く初めての登山だと言う。話し好きのご老人で大分長いこと摑まってしまった。
新坂峠に戻って車を見晴らし山展望台の下に移動した。見晴らし山は5分ほどで展望台の東屋につく。ここが本当にピークか?と思えるような場所であった。登山と言う概念からは完全にかけ離れたピークであろう。とりあえず自身が決めた基準の1,300を上廻る高所。踏んでおこう。公園風のこの場所もレンゲツツジの木が一面に繁茂し、ツツジの時季が楽しみである。