森林浴:赤谷林道
蛭、アブ、ヌカガは森の守り神
平田影郎
今年三回目の森林浴です。あれこれ考えましたが近場の赤谷です。昨年は支流の小出俣を行きましたので今年は本流です。当然暫く歩いたら持参の弁当を食べるのが目的です。
車を止めて準備をしている間に、置いてあったストックの上を動き回る何モノかを妻が発見しました。ヒルです。嫌な予感がしますが予定通り出発です。
道端には今が盛りとヤマアジサイが鮮やかなブルーを際立たせます。たまにピンク色のアジサイも見受けられますが、単にpHだけの問題ではないような気がします。種類が違うのではないでしょうか。今年は妻と鎌倉の長谷寺にアジサイを見に行く約束をしていましたが果たせませんでした。でも考えようではこちらの方が楽しめるのかもしれません。ネイティブですから・・・こっちは。
歩いているうちに妻が私のズボンに着いている動くもの発見・・・ヒルでした。これはうっかり出来ません。前後を交代し、お互いの着衣等に付着するものを確認しながら進むことにしました。
今度は妻のズボンに発見です。
しばらく確認しながら進みましたがもう大丈夫のようです。そうこうしている間に赤谷川橋到着です。釣りのときは此処から入渓しますが、今日は此処までにしました。橋の上で準備を始めますがやはりアブやヌカガが あっという間に襲ってきます。今まで何処にいたのでしょうか。落ち着いて食事も取れません。急いで食事を流し込み、コーヒーもゆっくり味わうことの無いまま撤収です。これでは森林浴にもなりません。この時季の森は仕方の無いことかもしれません。
それでも・・・たったこれだけのことでも・・・十分満足です。森のエネルギーと赤谷のマイナスイオンをたっぷり吸収しました。
帰りもヒルに注意しながら戻りましたが、あれほど注意していたのに妻の登山靴にはヒルが入り込んでいました。もう少しでたっぷり吸われるところでした。
温泉は猿ヶ京の満天星の湯。比較的新しい施設ではあるが観光客や通りすがりの一見さんも多く、マナーもエチケットもあったもんじゃない。出来るなら旅館等がお奨め。