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森林浴:白い森【山梨・北杜】

森林浴:白い森

フィールドサイン

 フィールドサインという言葉を聞いたことがありますか。雪のカンバスに描かれた動物や鳥たちの生態を観察して楽しむのです。森には食物連鎖が形成されていて、それは冬でも例外ではありません。ウサギを追いかける狐の足跡やネズミを襲うフクロウの羽根の痕が雪の上に残されて、くっきりと生態が描がき出されています。たかが一つの足跡が想像力を掻き立てて、雪山での楽しみを提供してくれます。

 私は雪国育ちですからいつも新雪を掻き分けて通学していました。今思い出すと足元にはウサギの足跡や雉の足跡などがありましたが、故郷を離れて40年も経つとそんな情景をすっかり忘れていました。 

ところが1年ほど前にテレビで、軽井沢野鳥の森で活動するビッキオ(NPO法人?) がこの楽しみ方を紹介していたのです。見ていた私は知らず知らず引き込まれていました。いかにも想像が広がっていきそうです。もう冬が待ち遠しくてたまりません。ところがどうした事か今年(07)は雪が降ってくれないのです。  

【秋田県鹿角市のパンフレットから使用させていただいています】
アニマルトラックという表現をしています

 07も2月になろうとしています。時間がとれたので早速妻をさそって出かけてみました。場所は清里の美し森です。数年前には膝までの新雪を踏み分けて散策をしたことが思い出されます。あの日の赤岳は青空に白い峰を雄雄しく聳え立たせ、覆いかぶさるように圧倒していました。目を転じると少しくすんだ空に富士が浮かんでいました。またあの情景に会いたかったのです。

 登山靴に履き替えて凍った木の階段を登っていきます。美し森は雪こそ少ないもののあの日のようにすばらしい情景を展開していました。赤岳は全くあの日と同じ赤岳でした。

 途中、野辺山付近でも車を降りて白い大地に目をやりますが、見つかる足跡は犬ばかりです。美し森でもそうでした。しかしやっと・・・やっと見つかったのです。これはうれしかったですね。細い尻尾を引きずったネズミに近い動物の足跡です。こんな足跡一つに「やった~~!」と声が出てしまう状況が理解できるでしょうか?

 今日は何か一つでいいから見つけたかったのです。私にとってアニマルトラックを意図してから初めて撮影できたフィールドサインです。これからもこの遊びにはまってしまいそうです。

【あの日と同じ赤岳】
【足跡と足跡の間には細い尻尾のあとが。
見えないのが残念】
【フィールドサインの範囲?
榛名で見つけた熊】
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