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14-1. 早池峰

イメージ違いの・・・早池峰山

メ モ
登頂日 02/09/22(日)
天 候 曇り
百名山登頂順 17番目
標 高 1,917㍍
登山口 河原坊
同行者 先生
温 泉 鉛温泉・藤三旅館《白猿の湯》 ア単  宿泊料12,000円(休前日)

タイム
場所・地点 往路 (着) 往路 (発) 復路 (着) 復路 (発)
河原坊 06:00
頭こうり 07:30 07:40
山頂 09:30 10:45
小田越 12:30 13:00
河原坊 13:30
所要時間
7:30
歩行時間 登り
3:00
下り
2:15

平田影郎

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8月末先生から電話が入った。“今、和賀岳に向かっている”と言う。宮ノ浦岳まで出かけたり和賀岳に一人で登ったりと、思わず「マムシにでもかまれてしまえ」と叫んでいた。

九月になるとまた電話があった。

 「20日からの連休にどこかへ行きましょう」 「仙台の近くならいいよ」

娘にどうしても欠かせない用事があった。それを承知なら大歓迎である。準備は釣りと山の両方の道具を用意した。

9月20日早朝、道具を満載して仙台に向かった。先生とはお昼頃に泉SAで待ち会わせていたので、妻とレオを娘に預けると私はアパートを後にした。

落ち合うと早速行き先の相談にかかる。栗駒・・近くていい、早池峰・・なかなか行けるチャンスはないだろう。今回は先生の希望を取り入れ早池峰に決定した。紅葉には少し早いかもしれない。

途中、先生が川を見たいというので北本内や鷲の巣を案内した。私も数年ぶりに訪れたが、あまりの変わり様に言葉を失ってしまった。

いくつもあった大淵や絶好のポイントが、例外なく石で埋まってしまっていた。釣り師のこんな時の言葉は決まっている。

 「昔はよかった」

釣りにはもう過去しか残っていないのかもしれない。どんどん沢に魅力が無くなっていく。

故郷の “母なる川” にまで魅力が無くなっては、俺もおしまいかな・・・。

陸中大石駅前の“穴ゆっこ”に入る。なんて事はない、コンクリートで洞窟風呂ふうに作ったモノ。近くには “砂ゆっこ” もあったがまたの機会にした。

番台にいた奥さんに親戚の叔母さんの名前をだしたら、小さい町のことでよくしっているらしく「一日おきに入りに来るよ」と言っていた。

先生「師匠、やっぱり地元なんですね~」と感心しきり。
 
そんなこんなで紫波ICに着いたのは夜の7時になっていた。ここから早池峰登山口の河原坊まで2時間もかかることになってしまった。

暗いなか初めての道に加え案内板も不親切で、紫波の町を右往左往。何度か通行人に聞きながら・・・

それでも大丈夫かと不安にかられながら、何とか9時過ぎに河原坊に着いた。

いつも通り早速ビールをあおり、ホロ酔いかげんの勢いを借りてホテルフレンディーのベッドに横たわった。

が眠れない。起きているのか、それとも夢を見ているのか。そんな時間が辺りが白むまで続いた。

5時に起きて6時に出発した。ほとんど眠れず目はパンダ状態。それでも沢ぞいに登山道を進む二人の目は、なぜか淵を凝視している。

30分もしないうちにどうも先生の様子が変だ。少し進むとまた休憩となかなか高度がかせげない。最後の水場“頭垢離(こうべこうり)”には予定より少し遅れただけであったが、その先の急登に入ってからは足がパッタリと止まってしまった。

天候は急変しガスが辺りを包みだした。

二人の間隔は広がる一方でとうとう視認できないほど離れてしまった。相談し先生はあとからゆっくり、私はペースを守って進むことにした。

名前はやさしい響きなのにこの山は蛇紋岩の岩峰で北アルプスのミニ版という感じ、いや岩峰の急登2時間はミニとは言えないかもしれない。結構楽しめる山だ。

エーデルワイスにもっとも近いと言われている早池峰の固有種ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ウメバチソウなどを写真に収めながら登った。

新潟の三条から来たという男性や富山から来た若い女性のグループとともに私は9時半に頂上に立った。

先生はそれから遅れること1時間ほどで頂上に現れた。先生が下で懸命に戦っている間、私は頂上で若い娘をつかまえて温泉の講釈をたれながらワイワイ楽しくやっていた。しかしその輪に入り込んできた先生は、とてもやっとたどり着いた人とは思えないほど口は動いていた。

沢沿いに花や紅葉
ナナカマドにバッタが
ミネウスユキソウ

30分ほど休んで小田越へ下り始めると、そこはさながら日本庭園。すでに始まっている紅葉と絶妙のバランスだ。9月と言えど岩手はすでに秋まっただ中である。

途中、ボランティアの監視員に会い色々な話しを聞くことができた。私たちが見てハヤチネウスユキソウだと思った花は、実はミネウスユキソウであった。

「この時期に咲いている事はないよ。春に来なさい」と。

帰路にははしご場やくさり場があり、アドベンチャー・オギス先生は大喜び。往路とは違って快調そのもの。

三条の人と話しも合い、とうとう河原坊まで話し込みながら一緒に戻った。

十二分に秋山を堪能したようだ。よかったろー早池峰は!

急登にも紅葉
日本庭園
プロの庭師でも作れない世界
下りに使った梯子場は垂直
ナンブトウウチソウ
ウメバチソウ

“今日はもう疲れたからどこかに泊まろう”ということになり、先生が選んだのは鉛温泉(花巻温泉郷)。

それなら私も知っていた。

例の立ったまま入る風呂《白猿の湯》がある宿だ。会長の釣行記にも登場した湯である。

入ってみるとやはり珍しい。浴槽の底がそのまま源泉井になっていて、少し熱めの湯がこんこんと湧き出している。

少しだけ硫黄の臭いも・・・泉質も満足。オリジナリティーに富んでいてやはり名湯。

宿泊料金は連休とあって12,000円。これを先生は値引きすべくバトルが開始された。しかし支配人も若いのになかなかのやり手で、先生が

「空き部屋にするより安くても入れた方が・・・」

「今日は絶対埋まります」

とうとう先生が折れて言い値で泊まることになった。ところがやはり3部屋ほど空き部屋になっていた。

 『先生 ついに敗れる』 翌日の岩手日報・朝刊のトップを飾ったはず・・はないか。

早池峰下山後、“明日は栗駒に登ろう”と二人で相談していたが、妻に「今日泊まるから」と連絡を入れると「泊まってもいいけど、明日は山になんか登らないでまっすぐ帰ってきてよ。車を運転して埼玉まで帰るんだからね」と言われてしまった。

考えそうな事は確り読まれている。敵もさるものである。先生にはお詫びをして了解をしていただいた。

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