原生花園見て歩き・・・2014/07
【サロベツ原野(原生花園)】・・・豊富町・幌延町
かつてはこの場所で泥炭が採掘されていた。その名残で採掘用の機械が、センター建物近くに今も置かれている。
豊富町と幌延町の海岸線沿いに広がる、最北の大湿原である。
ワタスゲ・エゾカンゾウなどが原野を埋め尽くすさまは圧巻。独特の植生が確認される一部の区域が特に【サロベツ原生花園】と呼ばれる。
天候に恵まれた日には、湿原の木道から利尻富士を望むことができる。
タチギボウシ・サワギキョウ・リンドウなど
【ベニヤ原生花園】・・・浜頓別町
北オホーツク道立自然公園に属するベニヤ原生花園は、湿地植物と高山植物が同時に楽しめる特殊な原生花園である。
花園を見渡せる展望タワーがあって湿原を俯瞰できるのだが、こうした見学ができる施設は全国的にも珍しい。
名前の由来だが・・・【ベニヤ】とは、むかしこの場所で農業を営んでいた方の屋号がベニヤだったことから。
7月の花菖蒲は雄大。
塔からオホーツク海が見えている。展望タワーにはトイレも設置されている。
【小清水原生花園】・・・小清水町
オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた275ヘクタールの細長い砂丘が、小清水原生花園である。
6月から8月に咲く40種類の花々、また冬にはアムール河からの流氷が望める。
原生花園にはJRの駅があり、列車利用で楽しむことができる。
6月下旬から7月にはセンダイハギ・ヒオウギアヤメ・ハマナス・カワラナデシコなどが咲き誇る。