ソウル 景福宮(キョンボックン)
景福宮(キョンボックン)【韓国・ソウル】
2016.9.14(水)
李成桂(イ・ソンゲ)によって1395年に創建された朝鮮王朝第一の宮殿。1592年の文禄の役の際に全焼する。
都を捨てて民を捨てて、我先に逃げる王に激怒した民衆によって焼かれたとも言われている。
事実、小西行長ら先陣部隊が漢陽(現ソウル)に入った時は既に景福宮は焼け落ちていたという。
その後270年間再建されることなく放置されていたが、1867年に26代王高宗の実父興宣大院君によって再建された。
近代では日本に併合された後の朝鮮総督府が景福宮に置かれた。この際の日本による景福宮の破壊や広化門の移設等景観の変更が、独立後の韓国人にとって歴史的屈辱の象徴とされている。
日本によって移設されていた光化門は、2010年になってやっと正当な位置に移設された。
やはり日本の罪は大きいと言わざるを得ない。
景福宮を囲む石垣は延長2.404㍍に達し、高さは平均5㍍、厚みは2㍍。
光化門と興礼門の間で行われる衛兵の交替式は、往時をしのぶ儀式として一見の価値がある。
歴史ドラマ好きの我が家としては、これを見るために韓国にやってきたと言っても過言ではない。